2012年12月16日

R 蒔絵初体験!『秋田川連漆器』/書の庵お客様感謝祭にて

R 蒔絵初体験!『秋田川連漆器』/書の庵お客様感謝祭にて

『Rico's Room2』へ、ようこそ♪kao2

2012年12月15日(土)13:00〜
書の庵さんで、12/14〜16まで開催されている『お客様感謝祭』の体験イベント2日目の『蒔絵(まきえ)』体験に参加させていただきました。
講師の川連(わかつら)漆器伝統工芸師/加藤幹夫先生は、秋田県湯沢市川連町から、2時間半かけて酒田にお越し下さったそうです。
川連町は、すでに豪雪で、屋根からの雪下ろしをやってから酒田に来てみたら・・・雪が全くなくて驚いた!とおっしゃっていました。
同じ東北でも、全く違うものですね〜。

この上の写真は、先生が見本で描いてきて下さった蒔絵です。
金粉が使われていて、とても豪華で、美しいですねicon12


R 蒔絵初体験!『秋田川連漆器』/書の庵お客様感謝祭にて

まずは、コースターか急須台の赤か黒のどちらに蒔絵を描きたいか、好きなものを選びます。
一緒に参加されたみなさんが、「黒の急須台」を手にとりました。



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あらかじめ先生が体験会用に用意した下絵(椿か桜)を選んで、写真のように『置絵』をします。


R 蒔絵初体験!『秋田川連漆器』/書の庵お客様感謝祭にて
こんな風に下絵の粉が黒漆器に付着します。


R 蒔絵初体験!『秋田川連漆器』/書の庵お客様感謝祭にて
こちらは、体験会用のナイロン筆です。
漆で、筆先が固まらないように油でコーティングされてありました。
こんなにたくさん筆があるのは、秋田県内の小学校でも、蒔絵体験を行っているからなのだそうです。
山形県で体験会を行うのは、今回が初めてということでした。

本来は、ネズミの背中の毛の筆を使っていたのだそうですが、近年、野生のネズミをとることが難しくなり、猫の毛の筆を使って描かれているそうです。(都会のネズミの毛は、擦れてしまってNGとのこと)
猫の毛はとても柔らかくて扱いが難しいとのことで、ナイロン筆を体験会では使っているのだそうです。
本物筆の描き心地に興味がありましたね〜!



R 蒔絵初体験!『秋田川連漆器』/書の庵お客様感謝祭にて
こちらが、加藤幹夫先生です。
現在、蒔絵師は、13名しかいらっしゃらないそうです。

3年前に完成したばかりの川連漆器伝統工芸館の資料などを頂戴しました。八百年の伝統があり、他にも、どんな作品があるのか興味があるので、ぜひ一度足を運んでみたいと思います。


R 蒔絵初体験!『秋田川連漆器』/書の庵お客様感謝祭にて

私は、桜の花を描きました。
こんな風に漆で描いていきます。漆は、手につくとかぶれるので、手につけないように気を付けなければなりません。
ビニール手袋もありましたが、使わなくても大丈夫ということで、使いませんでしたが、お子さん達の場合は、必ずビニール手袋をしてもらっているそうです。

描き始めてから、「左側から描けばよかった!」と気がつきました。だんだん描きにくくなっていきましたkya-icon10



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漆の上に金粉の疑似粉をはたきます。
もちろん、本物は、金粉を使いますが、体験会ということで、銀に着色した疑似粉を使用しました。

「先生、やっぱり本物の金粉の方が美しいですね!」と思わず本音を言ってしまいましたkao18

「蒔絵をやったことがあるんですか?」と先生に聞かれたので、「いいえ!初めてですよ!」と言うと、「今までいろんなところで、体験会をやってきたけれど、こんなに綺麗な線を描いた人を初めて見ました!これだったら、本物の金粉をもってきてあげればよかったですね。いつも小学校で体験会をやっているため、疑似粉でやってましたもので」とおっしゃっていただきました。

確かに、高級な金粉を子ども達にふーっとかされたら、大変な赤字ですからね!kao10



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こちらは、私の隣で体験されていた方の作品で、椿の赤い花びらに部分的に疑似粉をふっているところです。
白い棒のようなものは、『粉筒』といって、この中に疑似粉が入っています。



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じゃ〜ん!
サインも入れて、私の蒔絵初体験の急須台が完成しました!kao2icon22

さすがに、川連職人のような美しさはありませんが、初めて体験させていただいた完成の喜びがありますicon12

こちらは、一旦、先生が持ち帰り、『風呂』といわれる湿度80%/25℃くらいのところに入れて乾かすのだそうです。
漆は、湿度を加えるとより乾くのだそうです。不思議ですね!

約1週間後に『書の庵』さんのところに送って下さるそうです。
楽しみです。
一緒に参加された方の中には、高校1年生の男の子もいました。
とっても器用な子で、上手に描かれていましたよ。
若い時に、いろんなことを体験することで、伝統工芸品を見る目が養えるのでは?と思いました。

よし!来年は、川連漆器伝統工芸館へ行ってみよう!!f01
加藤先生、御指導いただきまして、誠にありがとうございました。



R 蒔絵初体験!『秋田川連漆器』/書の庵お客様感謝祭にて

『書の庵お客様感謝祭』では、酒田観光おみやげ品コーナーが特設されています。


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「酒田の塩」や「酒田女鶴の丸もち」などてんこ盛りでした!



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『書の庵』さんって、何屋さん?という方もいらっしゃるかもしれません。
書道用品店ですよ!
詳しくは、『書の庵』さんのブログ「みなさんの心に潤いを届けます!ブルー&書の庵ブログ」http://blueiori.n-da.jpを御覧下さいませicon23

本日(12/16)まで、感謝祭開催中です。消しゴムで印作りとデコパージュの体験イベントも開催されます。この機会にぜひ足を運んでみて下さい。


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Posted by Rico at 06:33│Comments(0)SHO
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