2014年06月02日

R 世界遺産ギャッベ・フェスティバルin庄内2014春@家具インテリア アカネヤ

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『Rico's Room2』へ、ようこそ♪kao2icon23

2014年6月1日(日)
酒田市/家具インテリア アカネヤさんで、6/9(月)まで開催の『ギャッベ・フェスティバルin庄内2014春』にお邪魔してきました。

昨日は、好天に恵まれ、秋田方面からたくさんのお客様がお越しになられたそうです。
秋田県では、このようなクオリティの高いギャッベ展は開催されていないということで、わざわざ足を運び、感動されているということでした。



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世界遺産に登録された『ギャッベ』という草木染めの手織り絨毯は、イランの山岳地帯の遊牧民の織り子さん達によって作られています。

『ギャッベ』の品質向上と生産者の保護のために、約60年前にイランにゾランヴァリ社が誕生しました。
世界中にゾランヴァリ社のブランド『ギャッベ』の名は浸透してきましたが、「ギャッベ風絨毯」という名で、中国やインドなどで作られた絨毯が出回るようになってきました。本物の『ギャッベ』を知っていると、あれれれれ???という感じなのですが、本物を見たことがないとわからないことなのかもしれません。

アカネヤさんで開催されるギャッベ展に長年、足を運ばせていただいている私は、目だけは肥えてきたようで、ゾランヴァリ社の素晴らしいギャッベとそれ以外のギャッベの見分けができるようになってきました。
クオリティが全く違いますね!
使えば使うほど、ゾランヴァリ社のギャッベのよさがわかります。

織り子さん達が、ゾランヴァリ社に納めているというのは、ステータスになっているほどなのだそうです。
生産者さんたちに敬意を表しているゾランヴァリ社さんの存在は、素晴らしいと思います。



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今回は、新作200点をプラスしての展示になっているそうです。
アカネヤさんが、ゾランヴァリ社ギャッベの正規代理店となってからは、ますます日本人好みの素晴らしいギャッベがたくさん入ってくるようになりました。
今回は、『緑』色に人気が集中して、開催始まってから、次々にお嫁入りしているそうです。
『緑』は、癒しのカラーですので、癒しを求めている人が多いということかもしれません。



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ゾランヴァリ社ギャッベの特徴は、草木染めの色が美しく、色の種類が200色ほどあるというところです。
インディゴブルーや茜などで染めたこちらのグラデーションの作品は、草木染めの天然の色を楽しめる作品だと思います。
自然の色合いって、本当にいいですね!
こうしたグラデーションは、高い技術がないと織れないのだそうです。
これくらいのサイズだと2人で織るそうで、均一に織る技術が素晴らしいと思いました。



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今回の私のお気に入りは、こちらの作品でした。
下絵もなく、織りながらデザインをしてくのだそうですが、一体、どういう頭の構造になっているんでしょうね!
配色やマスの取り方など、絶妙なバランスで均一に織られているところが天才的だと思いました。
一体何日かかって織り上げたのでしょうね?
『ギャッベ』の特徴的な文様がほとんど織り込まれているというダイジェスト版のような作品でした。



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やっぱりギャッベの草木染めのある空間って、癒されますよね〜!
このナチュラル感はいいですね〜!!



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こちらは、必見!
日本の家屋に合せて、横向きが正面になるように織られたギャッベがようやく作られるようになってきたのだそうです。
まだまだ日本に入ってくる数は少なく、アカネヤの社長さんが、必死に確保して下さったものが展示されてありました。
すでに、一枚お嫁入りしたそうで・・・
やっぱり、玄関に置くには、横が正面になるギャッベがいいなぁ〜と思います。
次回も、こちらは期待しております!



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りんごの木のデザインは、珍しくてビックリしました。
イランには、姫りんごのような小さい実のなるりんごの木があるのだそうです。
アカネヤの社長が、イランへ行かれた時に、たわわに実のなるりんごの木の枝を織り子さん達が折って食べている姿を見て、「私達日本人よりも、豊かな暮らしをしているように見えた」とおっしゃっていました。
たしかに、日本は、商品が揃っていますが・・・りんごの木の生命感までは感じてはいませんよね。

いろんなりんごの実の表情をデザインしたこちらのギャッベは、日本人には織れない感性だと思います。
普通の日本人は、全部きれいな赤いりんごで均一なデザインにするでしょうね。



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こちらの作品は、山際のところに、生命の樹やラクダがいますが、これらは、シルクを用いて織られた珍しい作品でした。
羊毛とシルクのコラボ・・・使っているうちにどんな風に変化するのかが楽しめるのだそうです。



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もう一つ珍しいと思ったのが、こちらのミニギャッベ3枚です。
三兄弟のように入荷されるというのは、ほとんどが一点もののギャッベの世界の中では、本当に珍しいことだと思います。
ならべて使ってみたい方には、おすすめの作品ですね!

今回も、遊牧民の素晴らしい感性を学ばせていただきました。
足を運ぶ度に、勉強になりますね。

残り1週間の開催となりますので、どうぞ足を運んでみて下さい。


<今日の短歌>
イランの美 世界遺産を ぜひ我が家
  目移りしすぎ またも選べず


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Posted by Rico at 16:56│Comments(0)DESIGN/ART
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