2015年05月09日

R 下日枝神社(酒田市)参拝&酒田市立『光丘文庫』見学&『ジュニア版 酒田の歴史 改訂版』



『Rico's Room2』へ、ようこそ♪kao2icon23

2015年5月9日(土)
酒田市立『光丘文庫』に勤務されている杉原丈夫先生にお会いするために、日和山公園の駐車場に車を停め、Ricoママと二人で向いました。
途中、下日枝神社の鳥居の前を通りかかり、新緑の中の赤い鳥居の美しさに見とれて写真を撮りました。




『山王鳥居』の説明看板が新しくなっていたので、読んでみたら・・・




『日枝大神社』の御神号額は、西郷隆盛先生が、書かれたものだということを知り、とても驚きました!
『随神門』の揮毫は、東郷平八郎とはお聞きしていましたが、まさかあの大西郷先生の書が、日枝神社の鳥居の額とは!
これまで、知らずにいたことを恥ずかしく思いました。というか、昔は、そういうものに興味が全くなかったんですよね!
今は、知る喜びを知り、こんなに嬉しくて楽しいことはないと思うようになりました。

5月19日〜21日の酒田まつりは上・下日枝神社の例大祭で慶長14年(1609)から途絶えることなく続いています。
まもなく、この日枝神社を中心に、一年で一番賑わう日を迎えます。
お祭り好きの酒田っ子の血潮が騒ぐ時でもあります。




ところが、今年の5月20日の本祭りの日、私は、仙台で開催される書家/岡本光平先生のワークショップに参加することになり、お祭りには参加することができません。
というわけで、今日、参拝をさせていただきました。





こちらが、酒田市立『光丘文庫(こうきゅうぶんこ)』です。
下日枝神社境内の敷地の一角にあります。
昔から、気になっていた建物だったのですが、入館したのは、今日が初めてでした。

このお寺のようで、神社のような魅惑的なデザインの建物は、鳳凰が羽根を広げているようなイメージで設計されているのだそうです。
二階の窓からまっすぐ鳥海山が見えるように建てたのだそうですが、現在は、木々が生い茂り、鳥海山を見ることができなくなってしまったということです。

大正14年(1925)に完成した建物で、元々は、本間家三代目当主光丘(みつおか)が、修学のために文庫を兼ねた寺院の建立を江戸幕府に願い出ましたが、新寺廃止の政策により却下されてしまいました。その後、本間家八代目当主光弥が財団法人「光丘文庫」を設立し、実現したそうです。

その後、酒田市立図書館として利用されましたが、昭和57年(1982)に酒田市総合文化センター内に酒田市立中央図書館が設置されたため、酒田市立『光丘文庫』と改称し現在に至るそうです。本の貸出しはしていませんが、閲覧することは可能となっています。

●開館時間/9:30〜16:45
●休館日/月曜日、ばく書期間、国民の祝日、年末年始
●入館料/無料
どなたでも、気軽に入館できます。





特に印象的なのが、こちらの『扁額』です。
佐藤鐵太郎の書ということで、この方の書は、酒田市内にたくさん残っているそうです。
ぜひとも、他の書も拝見してみたいです。





いただいた資料に、この『扁額』についての説明がありました。
『光』は、『黄』という字にも似ていて、面白いですね!
『庫』は、本来、横になっていた字なのだそうです。

こういう味のある字を書きたいと思った時は、書体字典などでよく漢字の成り立ちを調べることが必要なんですね!
勉強になりました!





杉原丈夫先生に、『光丘文庫』を詳しくご案内いただきました。
残念ながら、館内は撮影禁止でしたが、実に素晴らしい文庫でした。

貴賓室もあり、昭和天皇がここにお越しくださったことがあったということに、何よりも驚きました。
知らないって、恐ろしいことですね!





そして、平成27年3月31日に、こちらの『ジュニア版 酒田の歴史』が改訂されたということを杉原先生から教えていただきました。
【あとがき】を見て驚きました!
『ジュニア版 酒田の歴史』編集委員会の編集長は、なんと!杉原先生だったのです!
私は、前回の『ジュニア版 酒田の歴史』を購入していたのですが、杉原先生のお名前は、そこにはなかっただけに、とても驚きました!
発行者は、酒田市教育委員会です。

杉原先生が書かれた【あとがき】が、とても素晴らしかったので、一部抜粋してご紹介させていただきます。

【あとがき】
●この読本は1992年酒田開港500年記念の年に、中学生の皆さんに「すてきな贈り物」として、市長さんや教育委員会のはからいで作られました。それから20年余りが経過して、今回改訂版として出版されました。

●執筆にあたられた先生方は、次の二つの願いをもって引き受けてくださいました。
 1つ目は、酒田に住む人々は、自分の育った土地の歴史にもっと深い愛情と理解を持ってほしいということ。
 2つ目は、この読本は酒田の歴史の案内書であり、この本を読んでもっと深く調べてみたいという生徒が一人でも多くなるように、また、愛読書として、いつもそばにおけるような本でありたいということ。

●21世紀に活躍するみなさんは、国際人としての豊かな教養を身につけることが大切です。外国人と交流した時に、自分の国の歴史や文化を語れる人になってほしいと思います。


酒田市内の中学生に無料配布するために編集されたということなのですが、この【あとがき】は、私の心に強く響きました。
この年になって、酒田の歴史について、人に語ることができないということを反省しなければならないと思います。

【ジュニア版】と書かれてありますが、【ジュニア版】とは思えない、大人の愛読書になりうる素晴らしい本です。

酒田の縄文時代から始まり、武士の出現により、上杉、直江兼続から最上氏の支配へ。
酒井氏の庄内入部から、北前船の活躍、酒田湊の繁盛。
明治維新と酒田。戦時体制下の酒田、戦後の酒田、酒田大火と復興、昭和から平成へ。
これだけのボリュームで、たったの1,500円とは、安い!もっけだ!と思うほどの素晴らしい内容です。
当ブログでご紹介したことのある三島通庸、本間郡兵衛、鉄門海上人、円明海上人などのお名前もありました。

あまりにも素晴らしい本だったので、萬谷和子専務に、先日頂戴した本の御礼に差し上げました。
すると、「こんなに素晴らしい本があったなんて知らなかった!」と大変喜んでいただくことができました。
和子専務におかれては、懐かしい写真や内容が盛りだくさんだったようです。

もう一冊は、書家の岡本光平先生に差し上げたいと思い購入させていただきました。
そもそも、私は、5年前に岡本先生から、この本の存在を教えていただき、購入致しました。
東京の岡本先生が観光で酒田を訪れた際に、旧鐙屋にて、購入されたのだそうです。
それがきっかけで、私は、歴史に興味を持ち始め、荘内南洲会へ入会させていただき、研修旅行へ参加をさせていただくようになりました。
岡本先生と『ジュニア版 酒田の歴史』の本との出会いがなかったら、今の私は、なかったと思います。
縦書きから横書きへと変更になり、とても読みやすくなった改訂版を岡本先生にご覧いただきたいと思っています。

これは、酒田のことを知りたいというビギナーの方におすすめの一冊です!
また、酒田を離れて、郷土を恋しく思う方にとっては、かけがえのない宝物になると思います。
地域のお祭りのことや鳥海山噴火記録なども載っています。
郷土愛を語る前に、まずは、この『ジュニア版 酒田の歴史 改訂版』をじっくりを読まねば!大恥をかきます!

本の取扱い先は、酒田市総合文化センター、夢の倶楽、旧鐙屋などです。

杉原先生、本の編集をありがとうございました。そして、本日は、丁寧にご案内していただきまして、大変お世話になりました。
これからも、ご指導・ご鞭撻いただけますよう心よりお願い申し上げます。


<今日の俳句>
歴史知らず 郷土愛と 恥知らず


↓ランキング参加中!『クリック』で応援をよろしくお願い致します。

人気ブログランキングへ 

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 庄内情報へ
にほんブログ村

このエントリーをはてなブックマークに追加



同じカテゴリー(NEWS)の記事画像
R 酒田エフエム放送『ハーバーラジオ』の【ワカダンナKEITAの世界よもやま話】にゲストでお招きをいただきました♪
R 新作『くろもりん押絵キーホルダー』で、『黒森歌舞伎』を応援したい!/くろもりん押絵倶楽部のみなさん
R 地下鉄のギタリストが地下レストランで地下を奏でる『レストラン﨔/地下の夕べ』12月10日(月)開催決定♪
R モテモテ納得!『幕末酒田の異才/本間郡兵衛』酒田市立資料館 第208回企画展【資料館調査員による展示解説】
R 酒田出身/南北アメリカ徒歩縦横断に成功した青年『池田拓君之像』へ、地下鉄のギタリスト・土門秀明氏と訪問の巻♪
R 国宝『羽黒山五重塔』特別拝観へ行ってまいりました!
同じカテゴリー(NEWS)の記事
 R 酒田エフエム放送『ハーバーラジオ』の【ワカダンナKEITAの世界よもやま話】にゲストでお招きをいただきました♪ (2018-10-15 23:55)
 R 新作『くろもりん押絵キーホルダー』で、『黒森歌舞伎』を応援したい!/くろもりん押絵倶楽部のみなさん (2018-10-10 23:56)
 R 地下鉄のギタリストが地下レストランで地下を奏でる『レストラン﨔/地下の夕べ』12月10日(月)開催決定♪ (2018-10-03 23:55)
 R モテモテ納得!『幕末酒田の異才/本間郡兵衛』酒田市立資料館 第208回企画展【資料館調査員による展示解説】 (2018-09-29 23:54)
 R 酒田出身/南北アメリカ徒歩縦横断に成功した青年『池田拓君之像』へ、地下鉄のギタリスト・土門秀明氏と訪問の巻♪ (2018-09-23 23:58)
 R 国宝『羽黒山五重塔』特別拝観へ行ってまいりました! (2018-09-21 23:56)


この記事へのコメント
初めまして。こんにちは。
酒田の歴史を調べております。
ネットを検索し様々と調べておりましたら。なんと!最新情報!

ぬ?2015年5月・・・昨年のブログですね。

【ジュニア版 酒田の歴史】が改定されておったのですか。
私にしては。最新情報でしたのです(苦笑)

又々ネットを徘徊して、夢の蔵にて無事に購入できました!

ありがとうございました。このブログに出逢えてなかったら知らない所でした。

もぅぅぅ。。。酒田市役所Hpや酒田広報やコミニティ新聞等、酒田の歴史が沢山詰まったこの本を取り上げ大々的に宣伝してくれたらいいのにぃぃ(愚痴)

何はともあれ。本当に助かりました!ありがとうございました☆
Posted by ありがとうございました! at 2016年04月16日 16:23
>ありがとうございました!さんへ

わざわざ、お礼をいただきまして、誠にありがとうございます。
こうした情報は、ラーメン情報などに比べて人気がないのですが、喜んでくださる方がいらっしゃったことがわかると嬉しい励みになります。こちらの方こそ、ありがとうございます(*^^*)

【ジュニア版 酒田の歴史】は、酒田市内の中学生に配布するために作成されたものなので、一般の書籍とは違います。なので、隠して販売しているわけではないけれど、積極的に販売するわけにはいかない理由があるのではないでしょうか?
中学生レベルとはいいながらも、大人にとっても、大変役立つ素晴らしい資料だと思います。
新しくなって、さらに読みやすくなって嬉しいですね♪
Posted by RicoRico at 2016年04月17日 08:43
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。