今夜、とうとうこの日を迎えてしまいました
渡る世間は鬼ばかり(最終回)
20年前にスタートしたこのドラマ・・・
最近では、おやじバンド結成で、現在の自分の音楽活動と印象が重なり、とっても親近感のあるドラマで、私が唯一、毎週楽しみに見ていたドラマでした。
特に、最終回の主役だったしんちゃんこと「えなりかずき」くんは、私にとって、特別な存在でした。
「えなりかずき」くんが、子役デビューしたばかりの頃、私は、大手広告代理店に勤務していました。
テレビCMの撮影のために、私は、12人の子役のオーディションに立ち会いました。
その時のオーディションというのは、子供が水面に顔をつけて、セリフを言うというものでした。
10歳くらいの子供でも、水に顔をつけただけで、取り乱してしまったり、泣いてしまったりという感じで、子供に水中でセリフを言わせるというのは、イメージ通りにはなかなかいきませんでした
そんな中、一番小さかった当時4歳くらいの「えなりかずき」くんの素晴らしい好演技に、スタッフ全員一致で、「採用」が決まりました
「えなりかずき」くんのおかげで、とてもよいCMを撮影することができました
その後、「えなりかずき」くんは、『渡る世間は鬼ばかり』に採用され、あれよあれよという間に、子役スターとして、お茶の間の人気者になりました。
あれから20年・・・
今夜の「えなりかずき」くんの結婚式での挨拶のシーンには、思わず涙があふれました
このドラマを通して、「えなりかずき」くんの成長を見てきたので、なんだかドラマの中の他人事とは、思えませんでした。
「演技?じゃないよね!これは、正に「えなりかずき」くんの本当の結婚式だよね!」という思いで見入ってしまいました
しっかりした大人になった「えなりかずき」くんの姿を観ることができて、今日は、本当に嬉しかったです
私が生きている間に、これだけの感情移入ができる大作ドラマを続けて下さったことに心から感謝しました
橋田壽賀子さんは、『おしん』をはじめ、昨年の『JAPANESE AMERICANS』など、時代背景に合わせて、人間模様をしっかりと書ききれる素晴らしい脚本家です。
橋田さんの作品を通して、人を見る目が養われるように思います。
橋田壽賀子さん、長い間、本当にお疲れさまでした。
ぜひ、これからも健康でお過ごしいただき、また、私たちに必要な人としての生き方を書き上げていただきたいと願うばかりです。
初代 岡倉大吉役をされた藤岡琢也さんには、テレビ局にてお会いしたことがありましたが、残念ながら、2006年にお亡くなりになられてしまいました。改めて、ご冥福をお祈りいたします。
たくさんの役者さんが、このドラマをいろんな形で支えてきたのですね。
20年間、ホームドラマを続けることの凄さを改めて感じます。
今夜、最終回だったのに、『渡る世間は鬼ばかり』続きを楽しみにしている私がいます
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