豪快!鶴岡市加茂『妙定寺』ヤクヨケ豆マキ大祈祷会

Rico

2012年02月16日 23:55



2012年2月16日のこと。

日蓮上人は、村人を苦しめていた大蛇に、お経を唱えながら小石を投げて退治したという言い伝えがあります。その由来にちなんで、鶴岡市加茂の『八満山 妙定寺』では、2月16日の日蓮上人の御誕生会に、毎年、豆まきを行っています。

昨年、そのことを山形新聞の記事を見て知った私の母が、「この豆まきに参加したい!」と1年間、大事にその新聞記事をとっていました。
その記事の写真には、豪快に豆を撒く僧侶の姿と必死に拾う人々の姿がありました。
その中に、なんと、我が家の裏のお宅のご夫妻が写っていたので、母は、詳しく話しを聞いて、申し込みを済ませていました。

もうすぐ、父の辰年の誕生日なので、厄払いを兼ねて、一緒に行こうと母が誘ったのですが、「俺は行かない!」の一点張りでした。
母が、しゅんとしていたので、「じゃあ、私が、豆を拾うお母さんを写真にとってあげるよ!」と、私が連れて行ってあげるとなったとたんに、父は、「俺も行く!」と言うことになり、結局、三人で行ってきました。



まずは、僧侶が、お経を唱えながら、冷たい水で身を清めてから、『ヤクヨケ豆マキ大祈祷会』が始まるのでした

とっても寒そうで、見ているのも辛かったです。
もっけだの〜。




『ヤクヨケ豆マキ大祈祷会』は、11:00から始まりました。
たくさんの祈祷者のお名前が読み上げられました。
実際に足を運べなくても、祈祷だけお願いすることもできるようですね。




そして、フィナーレの豆マキが始まりました!
「鬼は〜外!福は〜内!」ではなく、「南妙法蓮華経〜、南妙法蓮華経〜、南妙法蓮華経・・・」と唱えながらの豆マキでした。

用意された豆は、なんと600kg!
その豪快な豆まきの撒きっぷりに驚かされました。ここまで凄いとは!という感じでした。
豆が体に当たると、厄が落ちていき、さらに、その豆を食べると御利益をいただけるそうです。
みなさん、持参した風呂敷や袋に豆を拾い集めていました。





私の母も、大風呂敷を広げて構えていたのですが、その中には思うほど入らなかったそうです。
ところが、カバンの中に豆が入らないようにと広げていた風呂敷の上に、豆がいっぱい積もっていたそうで・・・
なんだか、取ろうとすると取れなくて、取ろうとしていないところに、集まるということを教えられたような気がします。





こちらが、両親がGETした全てです!凄いでしょ!
撒くのは豆だけだと思ったら、もちや飴、みかんまでもが、豪快に撒かれました

帰宅して、重さを量ってみたら、なんと、5.5kgもありました

からだまめ、こころまめ、はらたきまめ、また何ごとも
まめまめになる、八満山妙法ヤクヨケの豆。

ありがたくいただきたいと思います。





今夜早速、『厄よけ豆ごはん』を炊いてみました。
味付けは、昆布と塩麹のみです。
炒り豆だったので、香ばしい風味の美味しい御飯が炊けましたよ


夕方からのYTS地元ニュースに、我が両親が豆を受ける姿が映し出されました!
映像の最後では、ニカニカと笑う我が父の顔がドアップで映し出され、
「いやぁ〜、とれた!とれた!」と言いながら、抱えていた風呂敷の中を見せるというシーンが!
その横から、「72歳にちょうどいい!」という母の声が入ってました。
そして、父の後ろに、カメラマンとして立っていた私の姿もちらりと映っていました


あと2日で、年男の誕生日を迎える父にとって、最高の記念になりました

行く行かないで迷っていた父が、最後には、子供のように喜ぶ姿がテレビで放映されて、母も大変喜んでいました。

私も、親孝行ができてよかったです
父には、次の年男の誕生日まで、元気でいてもらいたいと願います。

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