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2016年5月21日(土)
總光寺さんの書道教室の日でした。
今日は、書道教室へは参加せず、私は、カメラマンさんと一緒に、酒田市重要文化財『總光寺 山門』の楼上に、撮影のために、特別に許可をいただき、初めて入らせていただきました。
立派な釈迦如来様、迦葉尊者、阿難尊者の三尊と十六羅漢像がずらりと並んでいて、圧巻でした!
昔は、拝観できるようにされていたそうですが、心ない落書きなどがあったため、十数年もの間、閉ざされた世界となっていたそうです。
總光寺開山600年を記念して発行された『總光寺寺史』では、この仏像は、モノクロ写真での紹介だったので、現物は、こんなに美しい色をしていた仏像であったことに驚きました。そして、十六羅漢像は、一体を男性二人がかりでないと持てないスケールの大きさで、迫力がありました。
新緑の心地よい風に当たり、微笑んでいらっしゃるお釈迦様の穏やかな表情に癒されました。
東日本大震災の際に、一体も倒れることなくてよかったと思いました。
先月、熊本城が無惨な姿になったことを思うと、この仏像を今のうちに、きちんとカラー写真で記録に残しておくべきだと思いました。
今日は、久しぶりに、自分の一眼レフカメラとマクロレンズで、仏像を撮影させていただきました。
一緒に行ったカメラマンさんから、三脚の正しい使い方やカメラの操作などを丁寧に教えていただいたおかげで撮らせていただけた写真です。
やっぱりコンデジとは趣が違いますよね〜!
この仏像の口元が、犬?猫?みたいで面白いですよね!
何か意味があるのだと思います。
調べるためにも、こういった細部の資料が必要になってきます。
こちらも、これまた摩訶不思議な十六羅漢像でした!
自らのお腹をえぐったシュールな仏像で・・・
お腹の中から、お釈迦様がこんにちは〜!というインパクトありすぎな仏像ですよね!
一体ごとに個性が豊かなので、楼上にこもって、あっという間に2時間が過ぎました!
この先は、住職様とカメラマンさんと一緒に、撮影計画を立てて、時間をかけて撮影を進めていくことになりそうです。
とりあえず、今日は、その下見をさせていただいたわけですが、私の想像をはるかに超える見事な仏像に感動しました。
お釈迦様の目線の先には、このような光景が広がっていました。
山形県天然記念物『きのこ杉』の参道から、山門へやってくる人々を見下ろす位置に鎮座されていらっしゃいました。
これからは、ちゃんと一礼をして、山門をくぐろうという気持ちになりました。
山門から見下ろした『きのこ杉』も可愛らしいですよね!
扁額も、間近で見ると、その迫力に圧倒されますね!
はい。こちらが、酒田市重要文化財『總光寺 山門』正面の写真です。
外からは、楼上の中のお釈迦様の姿は暗くて見えませんでしたが、確かに、お釈迦様は、山門前を見下ろされていらっしゃいます。
今年、『未来へ伝える山形の宝(松山の宝)』に認定されたばかりの『總光寺 山門』です。
後世へどう伝え、残すべきか、真剣に考えなければならないと思いました。
これほど素晴らしい山門と仏像を残してくださった先人に敬意を表します。
<今日の俳句>
三尊と 十六羅漢 山門に
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