R 羽黒山山伏・星野先達より『牛玉札(牛玉宝印)』をお送りいただきました。
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羽黒山山伏・星野先達より『牛玉札(牛玉宝印)』をお送りいただきました。
『牛玉』は、『ごおう』と読むそうです。
詳しい説明書が添付されてありましたが、ざっくりと書きます。羽黒山修験道の春峰は、明治の神仏分離と共に廃絶したが、数年前既修松聖によって復活しました。冬峰で、勝った方の聖の稲籾を開山田で収穫した籾に混ぜ、それを坊に配り、それを数粒ずつ牛玉巻数の烏口に折り込みます。
小枝三本以上ある柳の枝に糸で結び、この『牛玉札』を配り、苗代の水口に立てます。水上の神に、水が絶えないようにとの祈りを込めます。
『牛玉宝印』の用紙が、風や雨に飛んでなくなると、枝を苗代の中央に移して、これで、苗の成長具合を測るのに利用することから、『苗見丈』と呼ばれるそうですが、『苗見』は、『苗忌』のなまったものだと考えられています。忌とは、穢れがつかないように守るという意味です。
牛玉杖となるのは柳と決まっています。柳は、神が宿る霊木とされており、「稲は柳に生ず」という言葉があるそうです。
修験道文化が令和の時代にも残っていることが素晴らしいと思います。
『牛玉札』は、羽黒にしかない貴重なものだと思います。
牛玉立てとして、魔除けにもなるそうです。
星野先達より、「今年は、皆さんいい年になるよう出羽三山から益々お祈りしております」とのありがたいメッセージをいただいて、心があたたまりました。
祈りの素晴らしさとありがたさを感じる新年となりました。
星野先達へ
お忙しいところお手数をおかけいたしまして、誠にありがとうございました。
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