2023年9月2日(土)10:00〜
酒田市立資料館『ありがとう45年 未来へとつなぐ酒田の宝物 その3ー人物資料ー』調査員による展示解説へ参加させていただきました。
『酒田市立資料館』は、今月末で閉館し、45年の歴史に幕を下ろします。
今後は、酒田市立光丘文庫と共に、歴史的公文書も合わせ郷土の資料を収集、保管、展示していく施設として、令和6年度に酒田市総合文化センターの市立図書館跡に新たに開館する計画となっています。
今日は、移転前の最後の展示解説ということで、長年、ここでたくさんの学びをいただいたことを思い出し、愛着ある場所が閉館するさみしさを感じました。
佐藤公太郎氏が発行された『みちのく豆本』です。
手のひらサイズの可愛い豆本です。
庄内の歴史や文化などをテーマにした130冊は、酒田の宝ですね!
酒田のグラフィックデザイナー佐藤十弥氏が担当した装丁の美しさ、印刷の質の高さが見事で、私自身のデザインの勉強になりました。
今回は、酒田の8人の資料が展示されています。
その中でも、一番人気は、『酒田の歌姫・岸洋子』さんのコーナーでした。
県外から、岸洋子さんの資料を拝見したいと、わざわざ資料館へ足を運ばれる方々たくさんいらっしゃり、調査員さんも、岸洋子さんが現在でも人気があることに驚かれていました。
大分県の高校男子が、岸洋子さんの曲を聴いて、岸洋子さんをリスペクトし、資料館へ訪れたお話しもお聞きできて嬉しかったです。
世代を飛び越えて愛される『酒田の歌姫』ですね!
岸洋子さんの資料はたくさんあるため、9月1日に、一部の資料が入れ替えられたばかりです。
白いステージ衣装が展示されてありました。
清楚でとても素敵でした。
『夜明けのうた』のレコードが展示されてありました。
この曲は、私もライブで演奏させていただいております。
東日本大震災の被災地支援でも演奏させていただいたことがあります。
『夜明けのうた』は希望に溢れている名曲です♪
岸洋子さんが大好きだという方は、どこへ行っても必ずいらっしゃるので、大変喜ばれました。
岸洋子さん直筆の『夜明けのうた』の楽譜も展示されてありました。
この名曲は、酒田だけでなく、日本の宝だと思います。
これからも、岸洋子さんをリスペクトしながら、『夜明けのうた』を演奏させていただきたいと思います。
2階の常設展示されている『酒田市黒森から発掘された土器や石器』です!
縄文時代中期以降のものと推定されています。
この発見は、実に不思議なんです!
遺跡分布図で確認すると、普通は、遺跡は、固まって発見されるものですが、なぜか、黒森だけポツンと離れています。
黒森から縄文時代の土器や石器がなぜ発掘されたのかは、謎なんだそうです。
酒田にも、古代のロマンがあっていいじゃないですか!(笑)
移転後も、こうしたマニアックな展示も大切に残して欲しいと切に願うばかりです。
『酒田市立資料館』は、こうしたマニアックな酒田の歴史を知ることができて、何度足を運んでも楽しい場所でした。
45年間、楽しませていただきまして誠にありがとうございました。
移転前、最後の企画展の案内です。
9月23日(土)・24日(日)・30日(土)は入館料無料です!
最後のチャンスをお見逃しなく!!
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