電子オルガン『ブライダル演奏講座』&アンプのつまみ

Rico

2011年08月25日 23:58



この度、結婚式のお祝いの席での演奏依頼をいただいたということで、私が中学の頃に学んだ電子オルガン『ブライダル演奏講座』の本を引っ張り出してみました。

昔は、結婚式場電子オルガンプロ演奏者が、花形職業だった時代がありました。

どこの結婚式場にも、電子オルガン(エレクトーン)があるのが当たり前でした。
それは、アナログの時代のことで、電子オルガンがデジタルへ進むにつれ、結婚式場の方で、デジタル電子オルガンを買い換えるということをしなくなったので、自然に、電子オルガンプロ演奏者の活躍の場はなくなっていきました。


私は、エレクトーンに夢中だった中学時代、「結婚式場電子オルガンプロ演奏者になろうか?」と夢見た時期がありました。
その時に、この教本で、勉強をさせていただきました。


「昔取った杵柄」とはよく言ったもので、結婚行進曲などは、楽譜をみればすぐに弾けるので、やはり、若い頃に、いろいろと寄り道して学んだことは、無駄ではなかったなぁ〜と思います


<結婚行進曲>には、ワーグナーとメンデルスゾーンの2つがあります。
私は、メンデスルゾーンの結婚行進曲の方が好きなのですが、和装での入場には、落ち着きのあるワーグナーの結婚行進曲がいいなぁ〜と勝手に思い込んでいます。


この教本には、マナーについても書かれてあります。
どんなことが書かれてあるのかしら?と思ったら・・・「披露宴に遅刻しないということが、一番の約束事ですし、マナーであります」と書かれてあったので、ずっこけてしまいましたが、これは、本当のことです!

私の披露宴の時には、なんと、美容師の先生が遅刻してきたのでした!
その時、私は、やることがなくて、控え室にあったエレクトーンをずーっと弾いて遊んでいましたが・・・そのあと、やっつけ仕事の花嫁さんのできあがり〜でした
今となっては、笑い話ですが・・・



話しが脱線しましたが、披露宴での演奏は、主役が新郎新婦ということで、プレーヤーは披露宴を盛り上げるための存在なので、ライブパフォーマンスをして、目立ってはいけないのです!淡々と演奏しなければならない・・・私には、それが苦痛で、結婚式場電子オルガンプロ演奏者という職業に魅力を感じなくなり、その道に進むのはやめました
自分を殺して弾くというのが、苦手だったんですね


そういう意味では、今は、自由なスタイルで、ライブを楽しませていただけるので、私には、一番合っているのだと思います。
そんな中でも、たまに、ブライダルソングを演奏する場面があったら、演奏できるようにスタンバイしておきたいと思います。
エレクトーンには、パイプオルガンの音色もあるので、一瞬にして、チャペルの雰囲気を作り出すことができる楽器です。

今、この教本を読み返してみると、人前で演奏するための「いろは」が書かれてあるので、参考になります。
こういう本は、今となっては、貴重なものかもしれませんね。




こちらは、キーボードアンプの画像です。
先週、福徳稲荷神社で演奏後、メインボリュームを調節するつまみが無くなっていました
昨日、楽器屋さんへ行って、つまみを注文してきました。
YAMAHAのつまみっていくらするのでしょう???YAMAHAの部品は、ビックリするほど高いことが多いので、ちょっとドキドキしています

ちなみに、このつまみは、簡単に外れるようになっていることを知り、驚きました。
「接着剤でくっつければいいんじゃないですか?」と聞いてみたら、「それをやってしまうと、故障した時に取り外して分解できなくなるので、絶対にやめて下さい」と言われました。

ふむむむ、簡単に外れるようにわざとしていたのですね〜。
でも、無くなるのは、困りますぅ〜

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