去る2011年11月15日(火)
岡本光平展『伊達な紙に書く』〜丸森・白石・柳生〜の会場/仙台藤崎本館6階美術工芸サロンに足を運びました。
岡本先生の実演ライブで、色紙に書いていただきたい言葉があったので、お願いしました。
目の前で、何通りもの書体で書き分ける岡本先生の知識や技術に、またもや驚かされました
見ているだけで、大変勉強になります
岡本先生に書いていただいてよかったと思う素晴らしい書が完成しました
とっても気に入った1枚を購入させていただいたのですが、ちゃんと額装してから、ブログでお見せしたいと思います。
書に合う額を探せるかどうかが心配ですが・・・
個展の方は、個性豊かな和紙とのコラボということで、いろんな表現を楽しませていただきました。
紙を漉く伝統文化の素晴らしさを感じさせられました。
こちらは、今年の7月に岡本先生がロシアのアムール川沿いへ行ってとってこられた「大鹿」の拓本です。
原本を広げて見せていただいて、感激しました
これは、約1万年前の岩絵「大鹿」の拓本とのことで、約1万年前というスケールの凄さにビビりました。
当時は、鉄や道具もなく、岩をひたすらこすって、刻んだということで、その気の遠くなる作業に、頭が下がりました。
「大鹿」は、北斗七星の化身として、アムールの民の守護神になっているのだそうです。
熱中症と闘いながらの拓本作業ということで、サバイバル的なお話しも聞かせていただきました。
中国との国境地帯では、ロシア軍兵士に先導してもらうなど、ロシア政府からのバックアップをいただいての調査なのだそうです。
来年の3月に、再び、ロシアへ拓本をとりに行かれるそうです。
そして、酒田市飛島の館岩の踏査は、来年の5月ということで、計画を再開することが決まりました
この館岩に刻まれた文字が、酒田市教育委員会が発行している「ジュニア版 酒田の歴史」の通りに、殷の時代の古代文字だとすれば、紀元前一千二百年から紀元前五百年頃のものとなります
まだ、館岩の拓本をとって、正確な調査をしたことがないとのことで、どんな文字や絵が現れるのか・・・楽しみです!
約10名の調査団になる予定です。皆さん、飛島行きに乗り気とのことで、しっかりと下調べをしてお迎えしたいと思います
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