致道博物館/書〜幕末明治に活躍した人びと 開催中

Rico

2012年02月13日 23:22



日曜日の2012年2月12日のこと。
鶴岡・致道博物館へ行ってきました。
冬の致道博物館への訪問は、初めてでしたが、雪景色も素敵でした

こちらは、旧鶴岡警察署庁舎です。
なんて素敵な洋風の建物なのでしょう!

今は、「ハコ」という感じの鉄筋の警察署が当たり前なので、昔の鶴岡警察署庁舎は、こんなにお洒落だったのかと驚かされてしまいます。





こちらは、旧西田川郡役所です。
上の旧鶴岡警察署庁舎と旧西田川郡役所の棟梁は、当時の
名匠「高橋兼吉」とのこと。

明治時代を象徴する建物ですね。



致道博物館は、冬期間(12/1〜2/29)、
休館日/毎週水曜日
開館時間/午前9:30〜午後4:00

とのことです。

私は、午後3:30に到着したので、焦りました
閉館時間にご注意下さいませ

ちなみに、羽黒町松ヶ岡開墾記念館は、冬期間は休館だそうです。





私が、致道博物館へ行った目的は、美術展覧会場で開催中の
書〜幕末明治に活躍した人びと
でした。

「西郷隆盛や副島種臣を中心に、幕末明治に活躍した偉人たちの素晴らしい真筆が見られるよ」との情報を酒田の南洲会館の館長さんから、わざわざお電話で教えていただきました。

2月20日(月)までの開催とのことで、昨日、慌てて足を運んだのでした。


山形県庄内地方と深い関係にあった西郷隆盛氏(鹿児島)と副島種臣氏(佐賀)。
今でも、酒田の南洲神社では、西郷隆盛氏を祀り、尊敬の念を集めています。





西郷隆盛氏と副島種臣氏の書の他にも、幕末明治に活躍した人びということで、大久保利通(鹿児島)、高杉晋作(山口)、伊藤博文(山口)、勝海舟(東京)、三条実美(京都)、清河八郎(庄内)の書も展示されました。

それぞれの生きざまや志を知ることができる書作展でした。

なんといっても、副島種臣氏の「嗚呼岳公」は、西郷隆盛という親友の死を悼む気持ちが書に溢れていて、感動しました

酒井忠篤が17歳の時に書いた直筆も、しっかりした書で、驚かされました。
西郷隆盛と「徳の交わり」で、庄内藩を救った菅 実秀の書もありました。


先ほど、書家の岡本光平先生にこの書作展のことをメールでお知らせしました。
すると・・・
猛烈に見たいです
とのご返答でした。
しかし、20日までは、どうやっても行けませんとのことで、「図録」がないか、明日問い合わせてみることになりました。

「なんであの時代に、しかも下級武士の彼等が あんな凄みのある書が書けたのか 動乱の世相のエネルギーなんでしょうか
西郷も勝もさすがというほかないですが、種臣は日本一のアジアでも最強といえる書き手です 種臣一人に、今はただただ平伏するばかりです」

との岡本先生の書家らしいコメントに、さすが!と思いました。
岡本先生から、実際に足をお運びいただき、作品を解説してもらいたかったです。残念


私自身、幕末明治に活躍した故人お一人お一人に対する思いはあるのですが、長くなるので、書きません。
いずれにせよ、「世のため、人のために生きた人びと」でした。

私も、3.11をきっかけに、「世のため、人のためになる生き方をしたい」と思うようになったのですが、偉人たちの生没年を見ると、「私には残された時間がない!」と焦ります
「世のため、人のためになることは、急がなければならない」とは、本当ですね。

まずは、自分の周りの人のために、お手伝いできることがあれば、小さなことから、実践していきたいと改めて思います。

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