『Rico's Room2』へ、ようこそ♪
2021年11月19日(金)
書家・岡本光平先生のお誕生日でした。
山形県鶴岡市にある『新茶屋』には、岡本先生が敬愛されている副島種臣翁の書が三幅あるということで、事前に拝見させていただきたいということをお願いして、会食の予約をしました。
副島翁の対幅の前で会食をさせていただき、岡本先生は、「誕生日のいい記念になった」と、とても喜んでいらっしゃいました。
庭園のライトアップがとても美しく、樹齢300年の松の巨木が雪吊りされていて、クリスマスツリーのようにも見えました。
明治24年(1884)に、副島翁は、この新茶屋へ招待され、ここで揮毫をされました。
「そんな由緒ある料亭が、現在も、続いていることが素晴らしい!」と岡本先生は、感激されていらっしゃいました。
新茶屋の懐石料理も、おいしいと喜んでいただきました。
本来ならば、尾頭付きの焼き魚なのですが、東京のお客様なので、切り身にして、骨を外して食べやすくしてご提供いただきたいと私の方から、お願いいたしました。
鯛を食べやすく焼いていただいて、大変ありがたかったです。
新茶屋名物の玉子焼きにも、岡本先生は、驚かれていました!
蒸し焼きにした玉子焼きは、プリンのような食感です。
百合根饅頭の中には、鶏ひき肉が入っていました。
上品な銀あんと共に、丁寧なお料理に感激でした。
ジュージュージュー!っと、焼きたての音を立てながら、山形牛ステーキが運ばれてきました。
やわらかくて、とてもおいしいステーキでした♡
焼きおにぎりと豚汁。
お腹いっぱいでした!
デザートは、あんみつと水菓子でした。
こちらは、別腹でおいしくいただきました。
ごちそうさまでした。
こちらは、副島翁の対幅です。
なんと、紙ではなく、シルクに書かれたものでした!
落款の代わりに、副島翁の手形が押されてありました。
手の大きさは、私と同じくらいだったので、驚きました!
両方とも、手形が押されてあるということは、この時、落款が手元になかったということかもしれません。
2階には、副島翁が書かれた『鹿鳴』の扁額がありました。
『鹿鳴』の書にも、手形がうっすらと残っていました。
それから、『後藤新平』の扁額もありました。
『後藤新平』と言えば、「大風呂敷」を思い出してしまいます。
新茶屋へいらっしゃったということでしょうか?
『後藤新平』の落款印のアップ写真です。
この他にも、新茶屋には、たくさんの著名人の扁額がありました。
新茶屋さんの歴史を感じると共に、これからも、庄内の料亭として、頑張っていただきたいと願っています。
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