R 永遠の別れの春2023_美術の恩師・北村尚史先生の葬儀へ参列させていただきました。

Rico

2023年04月05日 23:32



『Rico's Room2』へ、ようこそ♪

2023年4月5日(水)
美術の恩師・北村尚史先生の葬儀に参列させていただきました。

生徒一人一人に向き合い、個性を大事に伸ばしてくださる素晴らしい先生でした。
北村先生は、いつも絵の具のついたデニムのエプロン姿で、誰にでも、庄内弁で気さくに話しかけていました。
ユーモアとあったかい笑顔で、大好きな先生でした。

私が、120号の油絵の大作に挑戦した時に、先生は、病気のため入院されました。
お見舞いへ行くと、私の油絵の進捗状況を気にされていて、「もっとこうすれば?もっとああすれば?」とアドバイスをくださいました。
闘病しながらも、私の絵のことを心配してくださっていたことに驚きました。

その絵が完成すると、「酒田市民美術展へ出してみろ!」と勧められるままに出展してみたら・・・「酒田市民美術展最高賞の最年少受賞!」という結果をいただきました。
先生がとても喜んでくださったことに驚きました。
私は、当時幼かったので、一般人に混ざって、高校生が最高賞を最年少受賞することの意味がよくわかっていなかったのです。
なぜ、自分がメディアで取り上げられるのか、ピンときていませんでした。
今となっては、北村先生のおかげであったと、心から感謝しています。

北村先生からは、美術の先生への道を勧められましたが、「私は、デザイナーになりたい」ということで、応援をいただきました。
今の私があるのは、北村先生のおかげです。

先生は、三度の大病を克服し、「俺は不死身だんだ!理子さなの、まげらんね!」と、生かされている時間は、すべて貴重な創作時間に使われました。




北村先生は、マリーン5清水屋の美術画廊にて、2年ごとに木工作品の個展を開催されていらっしゃいました。
ところが、コロナ禍になり、清水屋も閉店し・・・北村先生には、しばらくご無沙汰してしまいました。
そんな中での訃報だったので、とても悲しかったです。

上の写真は、北村先生作『切磋琢磨』です。
先生の肩身として、大事に飾らせていただきます。




こちらのパンダも、北村先生らしいユーモアのある作品で、お気に入りです♡
なぜかピンク色のパンダで、耳にはリボンではなく、トンボが止まっているところが、北村ワールドだと思います(笑)

「理子!もしぇぐねばダメだぞ!」
北村先生の言葉が聞こえてきます。

私は、北村先生のおかげで、とても充実して、とても幸せな学生生活でした。
そして、たくさんのことを学ばせていただきました!
本当にありがとうございました。
どうぞ安らかにお眠りくださいませ。
合掌


↓ランキング参加中!『クリック』で応援をよろしくお願い致します。

人気ブログランキングへ

関連記事