『Rico's Room2』へ、ようこそ♪
2023年6月27日(火)
エプタ編集長の小室美登利さんとの3日間の旅の最終日となりました。
美登利さんの『鳥海山・矢島登山口へ行きたい』というリクエストにお応えし、私の山のガイドの石黒重恭先生に案内をお願いしました。
由利本荘エリアは、私にとっては未開の地!
こんな機会でもなければ行く機会がなかなかないと思い、胸が弾みました。
矢島登山口の駐車場に着くと『竜ケ原湿原』の案内板が立っていました。
散策路を歩いてまもなく、『360°パノラマ展望台』がありました。
そこから、鳥海山山頂を仰ぎました。
残念ながら、山頂は、雲に覆われて見えませんでした。
この時、Ricoママから「酒田は雨が降ってきたけど、大丈夫?」とLINEが入りました。
鳥海山を挟んで、山形県側は雨雲に覆われていましたが、秋田県側は、明るい曇り空でした。
雨に降られずにすんでよかったです。
美登利さんは、現在、Dr.神尾重則先生の一周忌へ向けて、先生の遺稿集を手がけていらっしゃいます。
神尾先生が、毎年スキーのために訪れた『鳥海山・矢島登山口』に立ち、遺稿集が進んでいる報告と故人を偲びたいという美登利さんの強い希望を叶えてあげることができてよかったです。
神尾先生が、「鳥海山・象潟ねむの丘・天寿酒造(鳥海山)」をエプタでご紹介くださったページです。
東京から車で『鳥海山・矢島登山口』まで約10時間!
そして、一気に山頂を目指し、漫々の雪を湛えた大雪田を日本海に向かってテレマークスキーで滑り降りた様子が書かれてあります。
「鳥海山2236mから、日本海へ向かってスキーで滑走できるのが、魅力だったのでしょう」という石黒先生の言葉に、納得でした!
「ここにしかない魅力!」確かに展望台に立ってみて、感じることができました。
こちらが、『竜ケ原湿原』です!
「空気がおいしい!」
鳥海山にこんなに素敵な世界があったなんて!
「ミツガシワ」の白い花が咲いていました。
はじめまして!のお花です。
周りを見渡すと今まで見たことのない山野草に溢れていました。
足を運ばないと出会えないというのが魅力だと思いました。
ちなみに、「朝ドラ・らんまん」のモデルとなった「日本の植物分類学の父」牧野富太郎博士も、あのスーツ姿で、鳥海山登山をされたそうです。
スーツ姿は、植物たちへの敬意ということで、やはり只者ではないですよね!
鳥海山の山野草たちに出会えて、さぞ嬉しかっただろうなぁ〜と思いながら、私も「ミツガシワ」を愛でてまいりました。
近くにあった『秡川キャンプ場』です。
石黒先生は、ここで芋煮会を楽しんだことがあるそうです。
おいしい空気の中、さぞ、おいしい芋煮を楽しまれたことでしょう!
キャンプ場の近くに『ガンバナ』という花が咲いていました。
石黒先生より、『ガンバナ』の枝は、火葬の骨拾いするときに使う箸に使われているので、庄内では、『ガンバナ(棺花)』と呼ばれていることを教えていただきました。
箸であればなんでもよいわけではないということを知ることができて勉強になりました。
そのほか、鳥海山山頂には「瑠璃之壺」があり、鳥海山は薬師如来と信仰されているお話しもお聞きしました。
鳥海山(薬師如来)を挟んで、日向川(日光菩薩)と月光川(月光菩薩)が流れているお話しも、とっても素敵だと思いました。
おそらく石黒先生は、鳥海山にまつわるお話しをまだまだたくさんご存知のことと思います。
また機会を作って、鳥海山をご案内いただきたいと願っています。
この度は、お世話になりまして、誠にありがとうございました。
美登利さんのおかげで、今回は、私も、貴重な体験をさせていただきました。
自らの足を運んで見なければ、鳥海山の魅力はわからないものだということを実感しました。
美登利さんが手がけていらっしゃる神尾先生の400ページの遺稿集の完成を楽しみにしています。
↓ランキング参加中!『クリック』で応援をよろしくお願い致します。
人気ブログランキングへ