2013年2月26日のこと。
旅行前でバタバタしていたので、落ち着いたらブログアップしたいと思っていた出来事です。
高校時代に大変お世話になった美術の恩師の奥様から、私が出演したNHKのテレビを見て、黒森歌舞伎の『梅王丸』の押絵のご予約をいただいておりました。
お届けにお伺いさせていただくと、「Ricoちゃんに見せたい人形があるの!」とお部屋へ通していただきました。
すると、床の間に、歌舞伎の博多人形が飾られてあったので、ビックリしました!
なんと!『梅王丸』ではありませんか!!!!
奥様が、先生のところへ嫁ぐ前に、博多の親戚のおばさんから頂戴した博多人形なのだそうです。
しばらく、飾っていなかったのだそうですが、私が、黒森歌舞伎押絵で『梅王丸』をデザインしたテレビを見て、この博多人形のことを思い出し、私に見せてあげたいと思って、飾って待っていて下さったのでした。
博多人形で歌舞伎は初めて見ました!
しかも、『梅王丸』らしい勇ましい姿の博多人形で、これは、お宝だと思いました!
こちらは、歌舞伎十八番の一つ『暫』です。
表情がすごくいいですね〜!
「Ricoちゃんのおかげで、またこうして飾って楽しませてもらっているのよ!」と奥様もとても嬉しそうでした
こちらは、『夜討の五郎』とのこと。
『夜討曽我 十番斬』のことかしら??
私は、歌舞伎のことが全然わからないので、これから、いろいろと勉強していきたいと思います。
きっと、知れば知るほど、面白いものだと思います。
このお人形さんの刀の先が行方不明ということで、残念だなぁ〜と思いました。
こちらは、『道成寺』と書かれてありましたが、『娘道成寺』というお話しらしいです。
どういうお話しなのか、観てみたいですね!
こちらは、『夜叉王』と書かれてありました。
「修禅寺物語」 伊豆国修禅寺に住むすぐれた面作師の夜叉王のお話しのようです。
深刻に悩んでいる表情・・・どんな悩みのあるお話しなのでしょうか?
こういうお人形は、ストーリーがわかるともっと愛着が沸くのでしょうね!
内容がわからなくても、それぞれに惹きつけられるものがあります。
こちらは、酒田の押絵だそうです。
とっても小さくて、繊細な作品でした。
素晴らしい作品をたくさん見せていただいて、とてもありがたかったです。
3月10日(日)に、黒森歌舞伎の来年の演目を決める『ご神選の儀』が、酒田市・黒森日枝神社にて行われました。
高校3年生の男の子が、あのビュービューの寒い中、上半身裸で、境内の井戸の前に座って、冷たい水を頭から被って、身を清めた後に、三つのこよりの中から、棒の先に紙が付いたもので一つだけ引き当てて、演目が決まりました。
黒森歌舞伎 平成26年正月公演の演目は、
『伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)』に決まりました。
今度の主役は、『政岡』という女性です!
隈取りはありません!!!!!
さあ、どうデザインするか?
まずは、どんなお話しなのかを学ばなければなりません。
歌舞伎の主役は、男性の方が圧倒的に多いということなので、デザインを担当する私としては、勇ましい隈取りの『梅王丸』の次に、正義感あふれる乳母『政岡』という流れは、メリハリがあって、とても嬉しいです
ボヤボヤしているとすぐに秋になってしまうので、今から、下調べを始めたいと思います。
歌舞伎は、知ればほど、楽しいものですね!
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