R 平成28年度『黒森歌舞伎/源平布引滝』正月公演2月15日に観覧

Rico

2016年02月15日 23:47



『Rico's Room2』へ、ようこそ♪

2016年2月15日正午
平成28年度『黒森歌舞伎/源平布引滝』正月公演会場の黒森日枝神社境内へ行ってみると、酒田市長/丸山至市長が挨拶をされていました。
とても気合いの入ったご挨拶をいただきました。副市長時代から、「黒森歌舞伎をもっと県内外へ広めたい!」とおっしゃっていましたが、その強い思いが、伝わってきました。
場内は、月曜日とは思えないほどの人出があって、とても嬉しかったです。
お天気は、前日の強風がおさまり、時折、雪がちらつく、絶好の黒森歌舞伎日和となりました。





黒森歌舞伎演舞場の花道の奥に、こちらの『黒森日枝神社』があります。
黒森歌舞伎は、この『黒森日枝神社祭典』の奉納演舞ですので、ぜひとも、黒森歌舞伎観覧の際には、神社の方へ手を合わせていただけますようお願い申し上げます。





黒森歌舞伎演舞場では、10時から、神事がスタートします。
その後、黒森小学校女子児童による『黒森少年太鼓』、『式三番曳』、黒森小学校男子6年、5年、4年生による『黒森少年歌舞伎/菅原伝授手習鑑 車引の場』が演じられます。

その間、私は、黒森地区の知人宅の正月礼にお邪魔させていただきました。
黒森地区では、今が、お正月なんですよ!
親戚の方々いるところに、私もお邪魔させていただきました。
毎年、こうして、手作りの料理でおもてなしをいただいて、本当にありがたいです。
かすべ、黒豆、伊達巻き、唐揚げ、豚汁などなど、プロのような腕前に、驚きました!
お赤飯も、ごちそうになりました。
今日は、月曜定休の共通の友人も招いて、とても賑やかになりました。
毎年、一緒に正月ごっつおをいただいていると、本当の親戚のような気がしてきました(笑)
また、来年も、みなさまと元気に顔を合わせられることを願っています。






食べ過ぎたお腹をさすりながら、演舞場へ行ってみると、本狂言/源平布引滝(げんぺいぬのびきのたき)の一幕目『木曾義賢討死の場』を演じていました。





多勢の平家方の家来に攻められる義賢の姿に、おもわず、頑張れ!と、観客に熱が入るのが伝わってきました。





280年以上、『黒森歌舞伎』をこうして、みんなで楽しんできたんですよね!
おっと!今年から、『くろもりん』のパネルが、こんなに目立つところに置かれていたので驚きました!




『義賢最期』の場面です。
無念の義賢。
この役者さん(尾上 貴基さん)は、義賢を演じた『片岡愛之助さん』に引けを取らないほど、格好良かったです!
余計なお世話かもしれませんが、現在ご活躍されている『黒森歌舞伎』の役者さんの中から、スター性のある方をピックアップしてご紹介するのも、これからの『黒森歌舞伎』人気を支える一つの方法ではないかと思います。
子供達が、憧れる人気役者さんがいた方が、伝統芸能の継承の力になるような気がします。





幕間に入り、黒森の知人がとってくださった『マス席』に、私も座らせていただきました。
知人は、ポットに熱いお茶や熱燗などを準備してくださり、用意周到ぶりにビックリしました!
『マス席』料は、1マス4人で、1万円。
座布団、毛布、湯たんぽ、おみやげ、歌舞伎弁当が一人ずつ渡されるというサービスのてんこもりでした!

こちらのおみやげ袋の中には、『黒森歌舞伎のパンフレット』『しお納豆』『黒森歌舞伎おこし』『黒森歌舞伎ポストカード』『御神酒』などが入っていました。
わざわざ『マス席』をとっていただきまして、ありがとうございました。
貴重な体験をさせていただきました。





『歌舞伎弁当』の表には、『くろもりん』も印刷されてあって、嬉しかったです!
『黒森歌舞伎公式キャラクター/くろもりん』として、年々定着しつつある手応えを感じています。





『歌舞伎弁当』を開けてびっくり、玉手箱でした!!
こんなに立派なお弁当付きだったとは知りませんでした!
これだけサービスがよいと、『マス席』っていいものだなぁ〜!ありがたいなぁ〜!という気持ちになりますね!
実際に、ふかふかの座布団や毛布があるとあったかくて、助かりました。

私たちは、真正面の『マス席』で、とてもいい場所でした。
『マス席』では、YOSHIKO&RICOでお世話になっているYOSHIKO先生のお母様も一緒に、歌舞伎観覧しました。
なんと、お孫さんが、役者さんとしてご出演されていらっしゃるのだそうです。知らなかった!





幕間は、かな〜り長く、その間、『くろもりん』のパネルと共に、記念撮影を楽しんでいる親子を発見しました!
そうそう!こうやって、パネルを活用して欲しかったんですよね!
こちらのパネルは、今年、『くろもりん押絵倶楽部』さん、『株式会社ブルー』さん、そして、私の三者から寄贈させていただきました。
スタンドを立派に製作してくださった『株式会社ブルー』さんに、心から感謝を申し上げます。

『くろもりん』の着ぐるみには、とても手が出ませんが、とりあえず、できることからやろう!ということで、パネルを会場に設置させていただきました。
どうぞお気軽に記念撮影を楽しんでいただけることを願っています。





夕方4時近くになって、ようやく二幕目『九郎助住家の場』が始まりました。
写真の右側が、『坂東烈矢さん』という役者さんで、こちらが、YOSHIKO先生のお母様のお孫さんでした!(YOSHIKO先生の甥っ子ということですよね!)
そういわれると、YOSHIKO先生に雰囲気が似ていますよね!(笑)
烈矢さんのお父様(YOSHIKO先生のお兄様)のKenさんから、会場で、ご挨拶をいただきましたが、烈矢さんには似ていませんでしたね〜!
この役者さんは、毎年、好演をされているので、記憶に残っていました!
特に、2年前の『伽羅先代萩』の時に、かわいい子どもをなぶり殺す『八汐』役を好演され、憎たらしいほどの悪役っぷりで、本当に腹が立ちました!
悪役がちゃんと悪役っぷりを好演してくれないと、正義の主役は立たないわけですので、見事な悪役を演じられる役者さんがいるということは、とても重要なことですよね!
少しずつですが、役者さんのことがわかってくると、『黒森歌舞伎』が一段と楽しめるようになってくるものですね。





そして、今回の主役『斎藤別当実盛(さいとうべっとうさねもり)』が登場しました!(写真右)
おお〜!誠実で立派なお姿は、私がイメージした通りでした!
押絵のイメージ通りだったので、ホッとしました。
毎年、主役を見るまでドキドキなんですよね!

実盛が物語を語る『通称/実盛物語』の場面では、扇さばきがお見事で、これも、本物が見られて嬉しかったです。
こちらの役者さん(笹本 敬さん)も、メジャーな歌舞伎役者かと思うほど、貫禄たっぷりで、惚れ惚れしました!
実盛が人気があるのも、歌舞伎を観てようやくわかりました。





ラストシーンでは、実盛が、馬の手綱を引き、扇子を加えて、キメポーズ!
日が落ちてしまったので、逆光となってしまいましたが、最後に、扇子を加えてもらえて、鳥肌が立ちました!
『黒森歌舞伎押絵』で、扇子を加えている姿にして、本当に良かったと思いました。





肝心の『黒森歌舞伎押絵』のブースの写真を撮るのを忘れてしまいました!ごめんなさいm(_ _)m
歴代の押絵も並べて、より一層華やかになっていました。

『黒森歌舞伎観覧記念』として、こちらの押絵をご購入くださる方がいて、とても嬉しかったです。
今年は、押絵のパーツが多く、手間がかかっている分、「年々、腕を上げているね!」と『くろもりん押絵倶楽部』さんに励ましの言葉をかけてくださる方もいらっしゃったそうです。

今回の本狂言は、24年ぶりで、メジャーなお話しではありませんでした。
それでも、歌舞伎を観れば、その主役の素晴しさを知ることができます。
2月17日も、公演されます。無料で観賞できますので、多くの方に楽しんでいただければと思います。

いやぁ〜、やっぱり歌舞伎は面白くて、いいものですね♪
すっかり、お客さんとして、楽しませていただきまして、誠にありがとうございました。


<今日の俳句>
雪舞う日 黒森歌舞伎 マス席で


↓ランキング参加中!『クリック』で応援をよろしくお願い致します。

人気ブログランキングへ 


にほんブログ村






関連記事