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2021年9月20日(敬老の日)
SAKATAアートマルシェ2021『黒森歌舞伎ワークショップ』が、酒田市『出羽遊心館』にて開催されました。
新型コロナウイルス感染症予防のため、定員40名限定でした。
当日、入れなかったお客様がかなりいらっしゃったとのことで、残念でした。
本日のワークショップでは、『義経千本桜』の狐忠信の狐六法を解説して披露してもらいました。
今回の狐忠信役は、ベテランの岩井克之さんでした。
着付け中を覗かせていただいたのですが、床山部1名と衣装部2名がお手伝いをして狐忠信が誕生します。
床を汚さないようにブルーシートを敷いたり、一人の役者だけとはいえ、楽屋では、大仕事であることを感じました。
黒森妻堂連中のみなさんです!
今日のワークショップにも、ちゃんと黒子姿でスタンバイされていた佐藤芳弥副座長です!
まずは、黒森歌舞伎のことを知っていただくために、スライドをご覧いただきながら、解説をしました。
解説者は、黒森歌舞伎保存会(酒田市教育委員会)の村上一也さんです。
2019年の黒森歌舞伎ポーランド公演の映像もご覧いただきました。
最後に、『義経千本桜(狐忠信)』の名場面をご披露いただきました。
狐忠信が登場した瞬間に、場内の空気が変わりました!
私は、岩井克之さんの狐忠信を初めて拝見することができて、とても嬉しかったです!
さすがベテラン!
歌舞伎らしい所作や見得がバッチリ決まっていて、素晴らしかったです!
お囃子部3名のみなさんと、この1週間、黒森歌舞伎演舞場で毎日練習をされたそうです。
お囃子部のみなさんは、普段は、舞台の下手にある黒御簾の中で演奏をするのですが、今日は、場所がないため、舞台上で演奏されました。
とってもレアな写真が撮れました。
ラストの狐六法は、動画でお楽しみください。
狐忠信は、子狐の化身で、鼓の皮になった母親を慕い「佐藤忠信」の姿になって現れ、その鼓を持つ「静御前」を守ります。
最後は、花道から揚幕に向かって引き込む時に見せる独特な「狐六法」が見せ場となります。
「狐六法」の正面から撮影することに成功しました!
こんなに複雑な動きをしていたとは、正面から見て驚きました。
会場には、衣装も展示されました。
右から古い順番に並んでいます。
写真右が、文久2年の衣装です。
真ん中は、黒森歌舞伎の衣装の中で、最も高価な衣装です。
写真左が、令和元年ポーランド公演記念で、クラウドファンディングで作った衣装です。
出羽遊心館の前で、黒森歌舞伎妻堂連中のみなさんの記念撮影!
お天気に恵まれて、よかったです。
ご参加いただいた方々から、黒森歌舞伎の素晴らしさを知っていただく機会をいただいて、ありがたいと思いました。
本日は、大変お疲れ様でした!
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