2013年03月12日
R2013.3旅行記6『沖永良部昇竜洞、さとうきび工場見学』
『Rico's Room2』へ、ようこそ♪
2013年3月3日(日)
沖永良部島和泊町のみなさんから、島の観光案内をしていただきました。
こちらは、『昇竜洞』です。
鍾乳洞の入口は、南国っぽい印象でした。
鍾乳石の数が30万本!多くて驚きました。
よく数えられましたよね(^^;
鍾乳石は、こんな風にできあがります。
一滴、一滴が積み重なって鍾乳石ができあがるのだそうです。
とても気の遠くなるようなことですが、自然の雄大さを感じますね。
中に入って、天井にいっぱいの鍾乳石に驚きました。
自然ってすごいですね!
日本中の鍾乳洞4カ所を見学しましたが、『昇竜洞』が、一番気に入りました
「バナナの花」という名がつけられた鍾乳石です。
いろんな表情があって、飽きませんね!
自然の造形美は、素晴らしい!
ライトアップされると幻想的です。
加茂水族館のクラゲかと思いました!(笑)
右の方にキラキラ光っているのが写っていますが、鍾乳石は、キラキラ宝石のように光っていました。
こんなに綺麗な鍾乳洞を見たのは初めてです。
肉眼で見た方が美しく見えます!
続いては、『さとうきび工場』の見学です。
さとうきびから砂糖ができるまでの行程を見学させていただきました。
さとうきびの収穫は、12〜3月まで。24時間、製糖工場は3交代制で稼働するそうです。
トラックで運ばれてきたさとうきびをトラックごとに重量測定をします。
さとうきびの殻や絞りカスを燃焼させて、蒸気タービンで発電します。
発電した電気で工場内の電気を補っています。余った電気は電力会社へ売っているそうです。
不用なものを燃やして自家発電をしているというところが、注目ですね!
脱葉などの枯れ葉は、有機堆肥として再利用されるそうです。
さとうきびは、捨てるところが全くありません!
エコ資源ですね!素晴らしいです
圧搾機により4回絞られる前のさとうきびです。自家発電して沸かしたお湯を掛けて絞り、糖分の回収率を高める工夫がされているそうです。
真空釜内で、蒸気で炊き上げ、砂糖の結晶を作ります。
遠心分離機により、砂糖と蜜に分離して、砂糖を回収します。
こちらが、できたてホヤホヤのザラメ糖(原料糖)です。
100kgのさとうきびから約12.5kgの砂糖ができます。
こうして出来上がった砂糖は、精製糖会社へ原料糖として出荷されます。
さとうきび工場を見学してから、さとうきびをいただいて、はじめてかじってみました。
砂糖水がしみこんだ笹竹という印象でした。そのままでは、青臭い味がしました。
いつも当たり前に使っている砂糖が、こんな風に作られていることを知り、感激しました。
これから、砂糖を大切に扱いたいという気持ちになりました。
続いては、『えらぶの花出荷工場』を見学させていただきました。
お花の生産農家さんで、「真空予冷」して箱詰めされたお花が運ばれてきます。
北海道や大阪などに振り分けて出荷されていきます。
ちなみに、山形県は、出荷量第5位というお得意様なのだそうです。
特に、冬場は、えらぶの花がたくさん山形へ集荷されるそうです。
山形へは、航空便を使って仙台空港へ運ばれ、陸送して、3日かかるそうです。
船便は、4日かかるそうですが、今は、インターネットの普及のおかげで、コンテナ船に積まれて輸送している間に、インターネットで競りが行われるようになってきたそうです。
出来るだけ新鮮なお花がお客様の手元に届くようにいろんな努力をされていました。
なにわ、岡山、姫路・・・いろんな地域のスタンプが押されています。
えらぶの花が日本全国へ出荷されていることを初めて知りました。
続いて向ったのは、『フーチャ』と呼ばれる潮吹き洞窟です。
残念ながら?ラッキーなことに?この日は、波が比較的穏やかでした。
なので、この『フーチャ』から勢いよく吹き上げる潮は見る事ができませんでした。
この岩の間から、潮が20m〜70mも吹き上がるのだそうです。
でも、こんなに近くで見られたおかげで、南国らしい海の美しい色を間近で楽しむことができました。
日本海とは、全く違いますね!
続いては、『日本一のカジュマルの木』の見学のために、国頭(くにがみ)小学校の校庭にお邪魔しました。
そうです!日立のCM「この木なん木 気になる木♪」に使われた初代ガジュマルの木です!
現在の日立のCMで使われているのは、ハワイのガジュマルの木だそうです。
木の根っこがすごい!
ここの学校の子供達は、ガジュマルの木の下で過ごした小学校時代を大人になっても思い出すのでしょうね!
みんなに愛されている木という優しいエネルギーを感じました。
楽しかった沖永良部島での滞在はあっという間でした。
沖縄行きのマックスライン(クイーンコーラルプラス号)に乗りました。
港には、和泊町長はじめ、和泊西郷南洲顕彰会のみなさま方が、わざわざ私達一行をお見送りに駆けつけて下さいました。
ここまで、沖永良部島のみなさま方から、熱烈な歓迎をしていただくとは予想外のことで、島のみなさんのあたたかさをしみじみと感じました。
沖縄県那覇港まで、途中、与論島と沖縄県本部港を経由して、約7時間の船旅となります。
団体用の船室はこちらでした。
前日の深夜まで、島の方と西郷先生について語り合ったため寝不足だった私にとっては、嬉しい熟睡タイムでした
船内には、展望風呂があり、男性陣は利用されていたようでした。
波が穏やかな日だったので、船酔いすることもなく、快適な船旅でした
海の色が、やはり日本海とは違う南の海の色でした。
母の眼瞼下垂症の手術が無事に済み、こうして、南の海の船上に、母と一緒にいることが信じられませんでした。
荘内南洲会のみなさまにこのような素晴らしいツアーを企画をしていただき、お誘いいただいたことに心から感謝したいと思いました。
忘れたくない南の海の色です。
夜7時過ぎに、ようやく那覇港が見えてきました。
初めてみる沖縄が夜景というのも、ロマンチックで嬉しかったです
沖縄へ上陸してからの続きは、また後日!
昨日の3.11の特番の中で、福島の原発避難区域のみなさんがふるさとへまだまだ帰られないお辛い現状を知りました。
ただただお気の毒でなりません。
原発やエネルギー問題のことを思うと、さとうきびの自然エネルギーの素晴らしさを改めて感じました。
原発ありきで進んでいた日本でしたが、3.11以降、エネルギーシフトへの道が、これからきっと開けてくることを信じています。
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