2013年04月08日
R『水』篆書の裏打初体験!ラインアートを楽しむ♪の巻

『Rico's Room2』へ、ようこそ♪


今年の春も、またもや爆弾低気圧がやってきました!

庄内でも、あちらこちらに暴風被害がでているようです。
気を付けましょうね。
こちらの書は、昨年10月に東京・青山にて、書家/岡本光平先生にご指導をいただいて書かせていただいたものです。
篆書の『水』という字です。
岡本光平先生の指導力が素晴らしく、まるで、私が書いたものではないような作品に仕上がったので、私が一番驚きました

たくさん書いた中から、「この書がいい!」と、岡本先生がピックアップして下さったのですが、私は、「なぜ、この書がよいのでしょうか?」と質問をしてみました。
すると、「いい書とは、品格ある字。気持ちの持ち方で、品格がでる。この書には、作為的なところ(わざとらしいところ)がない線だ。」とまるで、私の心の中を見られたような気持ちになりました。確かに、この書を書いた時は、美しい川のせせらぎの光景が頭の中に広がっていました。
「字を書くことと、書を書くことは違う。『書は、メンタリティを写し出す線』今の心情を線に託して、たくさん書くことよりも、1つ1つ大事に書くこと。」という書の極意を教えて下さいました。
私にとっては、目からウロコのお言葉でした。
「上手く書こう」という気持ちで書いたら、もうそこでアウト!ということです。
もしかしたら、音楽の演奏も同じなのかも!という気がしました。
「どう?上手いでしょ!」と書かれたものや音楽は、鼻持ちならないものになってしまうということです。
自分に当てはめて、これまでを反省しました。
今の心情を線や音に託して、1つ1つ大切にすることの大切さを教えていただきました。

酒田の書の庵さんから、こちらの『裏打用紙』というのを買ってきて、この『水』篆書を自分で初めて裏打ちしてみました。
裏打ちをお願いするとそれなりの裏打代がかかるのですが、この『裏打用紙』は、半紙判10枚入りで525円でした!
それでも、大事な作品を裏打ちで失敗してしまったらどうしようと思うとなかなか勇気がなかったのですが、試しにやってみたら、霧吹きとアイロンで簡単に裏打ちが完成しました!


なんでも自分でやってみるものですね!
岡本先生から教えて頂いた大切なことを忘れないようにするためにも、この篆書を大切にしたいと思います。
『水』といえば・・・この篆書が生まれた頃の日本の水は、ピュアで美しい水だったことでしょう。
ところが、昨日の新聞の第一面には、「福島第1原発から『汚染水120トン流出』東電、移送急ぐ、収束宣言後 最悪」との見出しがありました。
私には、心配しながら記事を読むことしかできないのが、歯がゆいというか、とても悲しいです


続いては、新しい手ぬぐいのデザインをしました。
小筆5本を使って、ラインアートを楽しんでみました


そして、岡本先生から見立てていただいた『長々鋒』という鋒先の長い筆で、ラインアートを描いてみました

さあ、どんなデザインの手ぬぐいが誕生するか・・・どうぞお楽しみに〜


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