2013年05月10日

R『花は咲く』私は何を残しただろう・・・ルリアール

R『花は咲く』私は何を残しただろう・・・ルリアール

『Rico's Room2』へ、ようこそ♪

いよいよ来週5月13日(月)、仙台市若林区の仮設住宅にて、ルリアールの『オカリナとエレクトーンの心の癒しのコンサート』の開催予定が近づいてきました。

昨夜、その時に演奏するための新曲『花は咲く』を自主練習しました。
歌詞を見ながら演奏していると、ポロポロ、ポロポロと涙が止まりませんでした。


それは、昨日の夕方、級友にバッタリ会い、再会を喜んだのはつかの間で・・・
「私、ガンで、手遅れだな・・・」という彼女の一言に、ガーーーーーーーーン!!!!

嘘でしょ!?と思ったけれど、彼女のまなざしが真剣だったので、本当のことなんだと、私は何をどうしてよいかわからなくなりました。
「お子さんのために、一日でも、長く生きて欲しい」と言いましたが・・・突然のことで、ショックが大き過ぎました。

そのことが頭から離れず、私は、『花は咲く』の練習をしていると涙が止まらなくなってしまいました。
作詞は、岩井俊二さんという方だそうですが、この歌詞の言葉一つ一つが、私の心に刺さってきました。
素晴らしい歌詞だと改めて思います。
級友のことや自分のことに情景が重なって、涙があふれました。


そういえば、級友とは、高校の時に、音楽がきっかけで、仲良くなりました。
それまで、共通点が全くないと思っていたのですが、「カルチャークラブのボーイ・ジョージって顔でっけよの!」に反応して笑ったことで、お互いに「洋楽好き!」ということがわかり、音楽の話しをするようになって、仲良くなりました。

高校2年の時に、二人で仙台へ行き、Bon Joviのライブを2列目で観れたことは、特に強い青春の思い出として残っています。
高校3年の時に、それぞれの進路で、彼女と離れることになり、彼女から、「スキヤキソング(上を向いて歩こう)」の彫金オルゴール(キーホルダー)をいただきました。そのオルゴールを聴く度に、「きっと彼女も上を向いて頑張っているだろうから、私も頑張ろう」と勇気づけられました。
そして、私は、遠くで頑張っている彼女のことを思い、彼女と私の二人の思い出の姿を100号のキャンバスに油絵で描きました。その作品は、『断片』というタイトルで、酒田市民美術展に、一般の中に高校生で混ざって出展し、最高賞である酒田市民美術展賞をいただくことができました。それは、私の生涯の思い出の作品となりました。

社会人になってからは、KISSやRATT、Bon Joviなどを一緒に観に行ったりと、音楽の趣味で繋がっていたのですが、その後、お互いに結婚し、それぞれの生活が忙しいだろうという遠慮もあって、なかなかゆっくり会うことがなくなっていました。

彼女は、私のこのブログを毎日見て下さっているということで、私の近況は、彼女はほとんど知っているそうです。

私は、彼女がガンと戦っていたことを全く知らず、平穏無事に暮らされているだろうと思っていただけに、ショックが大きかったです。
彼女は、「わざわざ電話して、ガンの話しをするのも、体力を消耗して、疲れるので、なかなかできなかった」ということでしたが、その気持ちはよくわかりました。

私は、「何かお役に立てることがあったら、言って欲しい」と伝えましたが、急に言って、何かお役に立てることがあるわけもなく、彼女のために何もしてあげることができないむなしさを感じました。


「ちゃんと健診は受けて!」というのが、彼女からのメッセージでしたが、「Ricoちゃんは、ちゃんと健診を受けっだなブログで見たから安心しったな」と、確かに私のブログをちゃんと見ていてくれていたことがわかりました。


気丈に話しをしてくれた彼女でしたが、どれだけ無念に感じているかと思うと、やはり涙があふれます。
彼女は、昔からしっかり者で、尊敬していました。
ガンのカミングアウトをあんなに淡々と話しながら、「残された人生を楽しく生きたい」とスパッと言い切る彼女のようには、普通の人は、なかなかなれるものではないと感じました。
彼女らしい立派な姿だと思いましたが、なぜ、彼女がガンにならなければならないのかと思うと悔しくて仕方がありません。

私は、彼女と一緒に過ごした若く輝く楽しかった思い出を一生忘れません!
このブログを通して、彼女に約束します!




おかげさまで、私は、元気なおかげで、ルリアールで、被災地で演奏活動をさせていただきます。
『オカリナとエレクトーンの心の癒しのコンサート』では、『上を向いて歩こう』と『花は咲く』などを含めて、1時間の演奏会にしたいと思っています。
一緒に活動して下さるRumiさんと、活動に理解をして下さるRumiさんのご家族の皆様にも感謝をしたいと思います。
そして、我が家族も、わんこ隊も、みんなが健康なおかげで、音楽活動をさせていただけるわけです。感謝の気持ちを忘れず活動をさせていただきます。

花は咲いて、やがて散る。。。私も、あとどれくらいの時間が残されているかわかりません。
生かさせていただける間に、どれだけ誰かのお役に立てることをさせていただけるのか?
志を持ち続けたいと思います。


花は咲く

作詞 岩井俊二
作曲 菅野よう子

真っ白な 雪道に 春風香る
わたしは なつかしい
あの街を 思い出す

叶えたい 夢もあった
変わりたい 自分もいた
今はただ なつかしい
あの人を 思い出す

誰かの歌が聞こえる
誰かを励ましてる
誰かの笑顔が見える
悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

夜空の 向こうの 朝の気配に
わたしは なつかしい
あの日々を 思い出す

傷ついて 傷つけて
報われず 泣いたりして
今はただ 愛おしい
あの人を 思い出す

誰かの想いが見える
誰かと結ばれてる
誰かの未来が見える
悲しみの向こう側に

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
わたしは何を残しただろう

花は 花は 花は咲く
いつか生まれる君に
花は 花は 花は咲く
いつか恋する君のために

いつか恋する君のために



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この記事へのコメント
Ricoさん、どれだけショックだったことでしょう。私でさえ、かなりのショックをうけました。お友達、残り少ない人生を楽しみたいと思うまでは葛藤があったでしょうね。
「花は咲く」は聴く人それぞれの思いで感じかたが違いますが、自然と涙が出てしまう曲です。
Ricoさん、仮設住宅の演奏は、また違った気持ちでの演奏になると思います。皆さんにも、思いが届くことでしょうね。
Posted by メリイメリイ at 2013年05月10日 11:33
大切な人を見送るたびに、その人が残してくれた計り知れない深いものを感じ、と同時に自分の死というものも考えさせられます。

生かされている間に少しでも誰かの心に刻まれるものが残せたら・・・
それは幸せな事ですね。。。

今私たちに出来ることを精一杯頑張らせて頂きたいですね(^^)
Posted by Rumi at 2013年05月10日 14:06
>メリイさんへ
メリイさん!同級生ですよ!同級生!!!
お子様達のことを思うと、もう辛くて辛くて・・・でも、何もしてあげられなくて、ごめんなさいという気持ちでいっぱいでした。

『花は咲く』の歌詞は、いろんな感じ方ができるようになっているところがいいところだと思います。
たくさんの人々の心の支えになる名曲になることでしょう。

仮設住宅での演奏の様子は、後日レポートをさせていただきますね!



>Rumiさんへ
本当にその通りです!

私の人生の中で、Rumiさんと出会い、『ルリアール』というユニットで活動させていただけるということが、どんなに素晴らしくありがたいことなのかということを感じています。

私達も、あとどれくらい生きて、音楽活動ができるのかわかりません。それだけに、1曲1曲を愛おしく演奏していきたいと思っています。

次回は、大震災で、たくさんの物や命を一瞬にした失った方々のところでの演奏です。少しでも、その悲しみに寄り添い、音楽で励ましてあげられたらいいですね。

これからも、Rumiさんの力が必要です。どうぞよろしくお願い致します。
Posted by RicoRico at 2013年05月11日 01:45
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