2013年10月01日

R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

『Rico's Room2』へ、ようこそ♪kao2icon23

2013年9月30日(月)
酒田市上安町の家具インテリア アカネヤさんで10月7日(月)まで開催されている「ギャッベフェスティバル」の初日から3日間だけ、イランの遊牧民(カシュガイ族)の織り子さんが来店されているというので、会いにいってきましたkao2

イランの遊牧民が草木染めで織り上げたじゅうたん「ギャッベ」は、これまでも、アカネヤさんで展示される度に拝見させていただいておりました。
昨年、ミニギャッベを購入し、車の助手席に置いて使ってみたところ、肌触りのよさとズレたりよれたりしない本物の存在感がとても気に入りました。

そんなギャッベが、世界遺産に認定されたというニュースを聞いた時は、大変嬉しく思いました。
今回は、世界遺産ギャッベを織る実演が見られるということでとても楽しみにしていました。

実際に、生で見た織り子さん二人のきらびやかな美しさにビックリしました!icon12
初めて日本にいらっしゃったお二人は、アカネヤさんを皮切りに、これから一ヶ月間日本に滞在して、各地を回られるそうです。
今日は、名古屋へ移動されるそうです。


R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

ジャーン!
私も、ブログネタのために、民俗衣装を着させていただき、お二人と一緒に記念写真を撮らせていただきましたcamera
彫り深いお顔とは対照的なぺろっとした和顔で、いかにも国際交流らしい画像になったでしょ!(笑)



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ザフロさんと私は、ほぼ同年代ということがわかり、ビックリしましたー!kao17

民族衣装は二部式になっていて、上着は、チャイナドレスの脇を大きく割いた感じでした。
『ルリアール』の衣装に応用できないかしら?と、興味津々で着させていただきました。

イランの民族衣装なのですが、私が着るとなんとなくチマチョゴリのように感じてしまうのはなぜでしょう?(笑)


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後ろ姿は、こんな感じです。
頭に、ストールとバンダナの二重使いは、勉強になりました〜!
と、ステージ衣装に応用する気満々の私ですkao3



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「わぁ〜、ジュディオングだぁ〜」と歌いながら踊ってみたら、ザフロさんも一緒に楽しそうに踊ってくれましたicon12
音楽や踊りがとても好きそうな印象でしたよ。



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ちょうど、富士見小学校6年生のみなさんが見学に訪れていました。



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

熱心にメモをとったり、織り方を教わっていました。



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

私も一緒に織り方を教わりました。
縦糸に横糸を一本ずつ絡めていくという単純だけれど地道で根気のいる作業でした。
図案は、すべて頭の中にイメージをしながら織り上げていくということで、下図も何もありません!
それが、私には不思議でなりませんでした。



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サキネさんが、くるくると振り子のようなものを回転させながら、羊毛の紡ぎ方を実演して下さいました。



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

我が家には、ニュージーランド産の大きな糸紡ぎ機がありますが、それは、足でペダルを踏み続けて回転させて、紡いでいく機械です。
それに比べて、これは、単純に回転する振り子の力を利用して手軽に紡ぎます。さすが遊牧民らしい知恵だと感心しました。
移動するときに、荷物は出来るだけコンパクトな方がよいわけですからね。



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一緒に行ったRicoママとサキネさんの手の大きさを比べてみたら、まるで、大人と子どものようで大笑いでした!
ここで、Ricoママが脅威のコミュニケーション能力を発揮して、ビックリしました!
「きれい」という言葉は、ペルシャ語で、「カシャンゲ」というのだそうですが、Ricoママは、「カシャンゲ!カシャンゲ!カシャンゲ!」と連呼しながら、あっちこっちを指差して、サキネさんを笑わせてました!

その後、全く言葉の通じないはずのサキネさんと身振り手振りしながらも、ちゃんとコミュニケーションを楽しんでいました!これには、アカネヤのスタッフさんも思わず笑っていました!
アカネヤのスタッフさんは、ペルシャ語に変換するアプリを使って、四苦八苦していらっしゃいましたから(笑)

Ricoママに、何を話していたのかを聞いてみたら、「鳥海山とイランの山は全然違うよね?」「ずっと座っていると足が痛くなるよね?」「私達は、親子です!」などといったことを話しかけて、「OK!OK!」とちゃんと通じたらしいのです。
あの短時間に、Ricoママの隠れた才能におぼげましたー!kya-icon10icon10



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こちらは、サキネさんのお父様のアロッドさんと、“開運お宝鑑定団”で絨毯の鑑定士としても活躍される、日本絨毯界の第一人者『大熊克己先生』です。

大熊先生には、現在の織り子さんの数をお聞きしてみました。
25年前は、3万人いたけれど、現在は、1万人にまで激減してしまったということで驚きました。
大きな原因は、インターネットの普及とともに、山岳地帯にも、世界中の情報が入るようになり、次々と若い世代が流出してしまい、織り子さんの高齢化が進み、文化&技術の継承が難しくなっているということでした。
そこで、世界遺産に登録をし、保全していくことに力を入れ始めているのだそうです。

う〜ん、日本の地方の高齢・過疎化の問題と重なり、他人事と思えなくなってしまいました。
もしかしたら、ギャッベは、この先、希少価値が高まってくるのでは?という思いがします。


R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!
R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

こちらが、世界遺産に登録されたギャッベです!
今年の6月に、アカネヤの社長がイランへ出向いて買い付けてきたというこれまでになく素晴らしい作品の展示で、感動しました!
「日本人好みの品格のよい洗練されたギャッベがずらり」という印象です。



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

こちらが草木染めの原料です。
こういったもので、これだけ鮮やかな色を作るのですから、素晴らしいですね!



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

「お茶をどうぞ♪」とチャイでのお・も・て・な・しをいただきました。
とっても素敵なチャイセットでした!
上のやかんに、濃いめの紅茶が入っていて、それをカップに注ぎ、下のコックをひねって、お湯を注いで調整して飲むのだそうです。
とても飲みやすい紅茶でした。

白いタワーのようなものは、お砂糖の塊でした!



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

お砂糖の塊を砕いて、角砂糖にして、これを手でつまんで、紅茶に少しひたして、パクッと口に入れて、紅茶を飲むというのが、正式なチャイの楽しみ方なのだそうです。

「え〜!角砂糖を?」と思いましたが、実際にやってみると、日本人が知っている角砂糖とはちょっと違っていて、和三盆というか、もろこし的な上品な甘さの角砂糖でした。



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

織り子さんたちも、角砂糖やナッツをパクパク食べながら、チャイを楽しんでいました。

スタッフの方に、「日本食はどうですか?」とお聞きしてみたら、見たことのない食材には、手を全く付けないのだそうです。
食に好奇心のある私には、驚くような反応ですが、そこが、遊牧民らしいように感じました。

海の幸、山の幸と食材に恵まれている私達とは、食に対しての感覚が違うのかもしれませんね。



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

お茶請けにイランのナッツ類も頂戴しました。
塩っ気がなく、生ナッツでした。
日本人は塩分とり過ぎというのがわかるような気がしました。こういう味になれれば、塩分のとり過ぎにならないのでしょうね!



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

ジャーン!これが、アーモンドの殻です!
初めて見ました!
「美味しい!」と言ったら、ペルシャ語では、「ホシマゼ」ということを教えていただきました。



R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

こちらが、昨日購入させていただいたマイギャッベで〜すkao2

前回は、助手席に落ち着きのある紺色にしたので、今回は、お花畑にいるようなギャッベにしましたkao2

車に乗るたびに、イランの織り子さんのことを思い出しながら、楽しい気持ちになると思います。
価値のあるとてもよい買い物をさせていただいたと思っています。


ギャッベに関して書きたいこと、伝えたいことはまだまだあるのですが、またの機会にということでkao2icon23


R世界遺産ギャッベとイランの遊牧民にふれあうフェスティバル!

アカネヤさんでは、10/7まで「ギャッベフェスティバル」を開催しています。
一見の価値ありですので、どうぞこの機会に世界遺産の素晴らしさを生で感じてみて下さいねkao2

この度は、アカネヤさんのおかげで、イランのみなさんと交流をさせていただき、親しみを感じることができました。
そして、お気に入りのギャッベを見つけることができました。
誠にありがとうございましたkao2



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Posted by Rico at 04:49│Comments(0)DESIGN/ART
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