2014年03月14日

R 鹿児島・熊本・長崎の旅2014vol.5【2日目】仙巌園・尚古集成館



2014年3月1日
公益財団法人 荘内南洲会主催の研修旅行『明治維新の先賢に学ぶ旅』【2日目】
日本空手道少林流円心会『味園博之道場』を出発してから向った先は、仙巌園(せんがんえん)です。

寒緋桜(カンヒザクラ)が満開で、一足早いお花見を楽しませていただきました。
ソメイヨシノに比べて、色が濃く、とても鮮やかで美しい桜です。





仙巌園入口正面には、第17代当主/島津義弘公所用の鎧写が展示してあります。





兜に「白狐」の飾りが付いているのが特徴です。
島津氏の初代の忠久は、源頼朝と比企能員(ひきよしかず)の妹の丹後の局(つぼね)との間に生まれたという伝説があります。
丹後の局は北条政子の嫉妬を恐れて上方に逃れました。そして大阪の住吉大社で大雨のなか産気づき、狐火(きつねび)の明かりの下で無事に忠久を出産したと言われているということで、兜に「白狐」の飾りが付いているのだそうです。

『狐火(きつねび)の明かりの下で無事出産』という妖艶なエピソードで、島津家初代当主が誕生したというお話しは初耳でした!

物知りバスガイドさんから教えていただきました。





レストラン『松風亭』で昼食。
ここで、昨年もいただきましたが、ここのお料理は美味しいです!
さつま揚げをはじめ、生姜入りのお味噌汁など、とてもよいお味です。






仙巌園から望む桜島を楽しみにしていたのですが、PM2.5の影響で、全く見えなくて、残念でした。
私は、昨年、見れたのでよいのですが、今回、ツアーに初参加して下さったいな子さんに噴煙上がる桜島の姿をお見せすることができなくて、気の毒でなりませんでした。
これはきっと、「もう一度、いな子さんと一緒に鹿児島にいらっしゃいね!」という意味ではないでしょうか?





これは、島津家の家紋ですが、元々は、「十」だけの家紋だったそうです。
ザビエルが、キリスト教を伝えるため来日した際に、薩摩藩にはたくさんのキリシタンがいると勘違いしたというエピソードもあり、やがて、島津家の家紋は、「丸に十」に変わったそうです。
昔から、「丸に十」ではなかったとは、驚きでした。





こちらは、1658年(万治元年)、島津家第19代当主/光久公が、別邸として築造した御殿です。
現在は、鹿児島を代表する観光地になっています。

島津家第28代当主/斉彬公は、この地を愛し、篤姫、勝海舟、グラバー、ロシア皇帝ニコライ2世など、多くの方が、ここを訪れたそうです。
いわば、薩摩藩の迎賓館的な役割をしたところです。
ここから見える桜島を築山に、錦江湾を池に見立てたスケールの大きな庭園を眺めていると、優雅な気持ちになります。





ギネスに認定された世界一大きい大根『桜島大根』が展示してありました。
見た目以上に重いので、ビックリします。

これを包丁で切るのは、大変そうですよね?





ここからは、『尚古集成館(しょうこしゅうせいかん)』の説明となります。

幕末、藩主斉彬はこの地に東洋最大の工場群『集成館』を築きます。製鉄、大砲、造船、紡績、薩摩切子などのガラス、薩摩焼の研究・製造を行い、写真、電信、ガス灯などの実験・研究も盛んに行いました。欧米列強による植民地化をおそれいち早く強く豊かな国づくりを目指したのです。斉彬の急死によって事業は縮小されますが、29代忠義は父久光とともに集成館事業を再興。機械工場(現、尚古集成館本館)を建設し、日本初の様式紡績工場「鹿児島紡績所」を設立しました。2009年に旧集成館(史跡)や旧集成館機械工場を含む「九州・山口の近代化産業遺産群」が、世界遺産の暫定リストに記載されました。日本を強く豊かな国したいという斉彬たちの熱い思いが今、世界から注目されています。<仙巌園・尚古集成館ご案内マップより>

『尚古集成館』の副館長さんから、ご案内をいただきました。
大変、詳しくわかりやすいご説明で、大変勉強になりました。
日本が鎖国をしていた時代に、なんと薩摩藩は、貿易を行い、ペリー来航よりも30年も前から、日本を植民地化から守りたいという思いで、近代化産業を推進していたのだそうです。

薩摩藩では、西洋的な食事(肉食)をしていたのでは?とも言われ、栄養状態が良かったために、西郷先生はじめ、薩摩藩の人間は、体格がよかったのかもしれないというお話しでした。
確かに、西郷先生も大久保先生も、178cmと長身でした。
島津家当主の中には、190cm以上あった方もいらっしゃったそうで、日本人の平均身長をはるかに上回っていました。





副館長さん(写真右)から、ご案内をいただいていると、なんとそこに、島津家第32代当主/島津修久公(写真左)が、お越し下さいました!kao17
『荘内南洲会』一行が、仙巌園を見学しているということで、わざわざご挨拶のために、お越し下さったというので驚きました。

現在でも、『旧薩摩藩/島津家』と『旧荘内藩/酒井家』と『荘内南洲会』との交友があるからなのでしょう。
なんとなく、私のような分際がこのツアーに参加していることが、申し訳なく感じてしまいました。icon10

それにしても、なんという気品高いオーラがある方なんでしょう!
優しい笑顔で迎えていただきましたことに、心より感謝を申し上げます。





続いて、副館長さんからご案内いただいたのは、こちらの『尚古集成館別館』です。
外観の写真を撮ろうと思ったら、なぜか、袴姿の少年が舞っていたので、ビックリしました。
この子は、一体どこの子だったんでしょうか?

ちょうどひな祭りということで、別館には、島津家に伝わる横幅5mもある巨大なひな人形が展示されていました。
残念ながら、館内は撮影禁止ということで、みなさまにはお見せすることができません。
ひな祭り時期に訪問することができて、ラッキーだと思いました。
ひな飾りの豪華さにも、驚きました。
庄内ひな街道とは、全く別の印象のひな人形でしたよ♪





こちらは、『尚古集成館本館』の入口です。
ここから先は、撮影禁止でした。
当時の世界地図が展示されてあったのですが、九州はしっかり描かれているのですが、それ以外は、適当過ぎる描かれ方だったのが、印象的でした。
鎖国している部分の日本は地図として描かれなかったのは納得しますね!

薩摩で、近代化産業が進められていなかったら、日本も植民地化され、今のように先進国にはなっていなかっただろうと言われています。私は、生まれてから「先進国日本が当たり前」の感覚なのですが、それは、薩摩の先人達の努力のおかげであることを知る事ができました。
薩摩の人々は、薩摩藩だけのことではなく、日本を世界から守ろうとして下さったのですね!
それを知ってありがたいと思いました。


旅行記のブログレポに時間がかかっていますが、せっかく現地で知り得たことを忘れないように丁寧に記録したいと思っています。
そして、少しでも多くの方に、九州の素晴しさをお伝えできればと願っています。
もうしばらくお付き合い下さいませ。



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この記事へのコメント
こんな丁寧な旅レポだったら午前4時も過ぎてしまいますね。
何もしないと細かいことはすぐに忘れてしまうので写真と文章ですぐまとめるのは記録(記憶)には有効だと思います。
昨年11月末にこの仙巌園に寄りましたがちょうど桜島に雪が降ったときで煙と一緒によく見えました。
そこにあった猫神というちいさい神社が興味深かったです。
残りの旅レポに期待してます。
あまり寝不足にならない範囲で。
Posted by あべ at 2014年03月14日 20:23
この旅レポ、すっごく勉強になります。
こんなに奥深くて読みやすい歴史書が欲しかったです。
ぜひ、このブログを本に(笑

私の知り合いに、ある筋では著名なブロガーがいるのですが、
夢は「ブログを紙媒体に!」だそうです。

でも本当に次が気になる旅レポです!
Posted by おがさわら at 2014年03月15日 00:31
>あべさんへ
ブログレポに時間がかかっていることを感じていただけるだけで、嬉しいです。
歴史的なことなので、間違えてはいけないと、慎重になってしまう分、時間がかかってしまいます。活字にするって、たとえ個人のブログとはいえ、責任がありますものね!

仙巌園の猫神?初耳です。
きっと、また行けると思いますので、その時に、伺ってみたいと思いますね♪
今日もしっかり寝不足です。明日も、頑張ります!
それでは、お休みなさいませ。



>おがさわらさんへ
私は、荘内南洲会様の研修旅行で学ばせていただいたことを記録しているだけですので、とても、本にできるようなものではありません。

今回の研修旅行では、本当にたくさんの方々にお世話になりました。そのみなさまへの御礼の気持ちを込めて、レポさせていただいております。

ただ、やっぱりこれだけの量となると、しんどいので、おがさわさんからいただいたお言葉に救われる思いがしました。ありがとうございます♪
読んで下さる方がいると思うと頑張れます!これからも、応援をよろしくお願い申し上げますm(_ _)m
Posted by RicoRico at 2014年03月15日 03:42
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