2013年02月05日

R NHK再収録『黒森押絵倶楽部』と『黒森歌舞伎ひょうたん』

R NHK再収録『黒森押絵倶楽部』と『黒森歌舞伎ひょうたん』

『Rico's Room2』へ、ようこそ♪

2013年2月3日に歌舞伎俳優『市川団十郎』さんが、ご逝去されました。
昨年12月に、歌舞伎俳優『中村勘三郎』さんもご逝去されたばかりです。
歌舞伎のことをよく知らない私でも、このお二人のことは知っています。
歌舞伎の世界では、巨星を失ってしまい悲しいことではありますが、改めて『歌舞伎』という日本の伝統を見つめ直す機会をいただいていると感じています。

こちらの本は、黒森歌舞伎保存会の副座長からお借りしたものです。
本の中の『市川団十郎』さんの目力に引き込まれました。
「生の演技を観てみたかった」というのが、素直な感想です。


R NHK再収録『黒森押絵倶楽部』と『黒森歌舞伎ひょうたん』
私の住む酒田市の『黒森歌舞伎』は、270年の歴史があります。
この『黒森歌舞伎』で演じられた主役の隈取りを描かれたひょうたんは、約20年続いたそうですが、黒森地区のひょうたん栽培者の高齢化が理由で、4年ほど前に製作が中止されたそうです。

『黒森歌舞伎』の鑑賞記念&おみやげにとたくさんの方々が毎年ひょうたんを楽しみに購入されていたそうです。


R NHK再収録『黒森押絵倶楽部』と『黒森歌舞伎ひょうたん』
このひょうたんは、黒森地区で栽培され、中を腐らせて空にし、乾燥させてから、酒田市内の方に一つ一つ手描きしてもらっていたそうです。そして、京都から取り寄せた高価な紐を黒森地区のお母さん達3名が、ひょうたんに結んで完成だったそうです。

こうして残っているひょうたんは、大変貴重なものとなってしまいました。
きっとひょうたんをながめながら、その時の公演のことを思い出すのでしょう!
カタチとして残るものってとても大事ですね。


R NHK再収録『黒森押絵倶楽部』と『黒森歌舞伎ひょうたん』
というわけで、今年の演目の主役の隈取りを『押絵(おしえ)』にして販売しようということで、黒森地区のおかあさん達が『黒森押絵倶楽部』を結成しました。連日製作していただいた結果、予定の100部が、昨夜、見事に完成しましたkao2icon12


R NHK再収録『黒森押絵倶楽部』と『黒森歌舞伎ひょうたん』
先週の金曜日に、NHKさんが取材に来て下さったのですが、「これには、ストーリーがあって面白い!」ということで、放送枠を拡大していただけることが決定し、昨夜、再収録となりました。
「先週撮ったのは、ボツ!」と聞いて驚きました!理由は、「服装などが違うから」ということで、取材記者の視点の違いを知りました。

当初は、『黒森押絵倶楽部』だけを取り上げる予定だったのですが、拡大版では、『黒森歌舞伎ひょうたん』のことや『黒森歌舞伎押絵』の誕生秘話ということで、『酒田ふるさと押絵』なども取り上げていただけることになりそうです。
そして、発案&発起人/冨樫久一さんにスポットを当てての取材となりました。
冨樫さんのアイデアがなければ、『黒森押絵倶楽部』は誕生していなかったわけですから、ここまで深く取材を掘り下げて下さったNHKの記者さんに感謝を申し上げます。

私達『黒森押絵倶楽部』の思いをNHKの若手記者さんが、どんな風に視聴者のみなさまへ届けて下さるのか、とても楽しみですkao2

今回、一人一人の『思いの強さ』を感じ、胸が熱くなりました。
この思いは、きっと役者さん達にも伝わるだろうと信じています。
『黒森歌舞伎』は、地域のみんなで支える歌舞伎であって、中央の歌舞伎にはない良さがあることを知りました。


<NHK総合放送予定>
2013年2月5日(火)
ダイジェスト版/6:55〜、7:45〜、12:15〜
本編/『NHKやまがた6時』18:10〜19:00の中の「酒田報道室から」のコーナーで放映します。


誕生したばかりの『黒森歌舞伎押絵』のことは、まだまだ知られておりません。
『黒森押絵倶楽部』のみんなも、私も、多くの方々に喜んでご購入いただきたいという気持ちでいっぱいです。
もちろん、『黒森歌舞伎』の公演に、多くのみなさま方に足を運んでいただけることを願っています。



黒森押絵倶楽部 押絵販売
【額あり】3,000円/【額なし】1,800円

お受取りにお越しいただくことが前提となっておりますが、遠方の方にはお送り致します。(別途、配送料を申し受けます。)
購入をご希望の方はお電話にてご連絡をお願いいたします。

黒森コミュニティセンター/酒田市黒森字草刈谷地57-2 TEL:0234-92-2255



R NHK再収録『黒森押絵倶楽部』と『黒森歌舞伎ひょうたん』
こちらは、『黒森歌舞伎おこし』という商品で、『黒森歌舞伎』の公演に合わせて、地元のおかあさん達『黒森おこしの会』で手作りされたものです。
昨夜、特別に頂戴してしまいましたkao2

早速いただいてみると、サックリと香ばしく、黒糖だけでなく、きな粉の風味もあって、とても美味しい『おこし』でしたkao2
庄内米で作ったバクダンも、すべて自分達で作るのだそうです。こんなに美味しい『おこし』は、滅多に買えないと思うほどです。
『黒森歌舞伎』公演の時に、買い物をする楽しみが増えましたkao2
公演を観るのもいいけれど、やっぱりその時でなければ買えない、地元のおかあさん達が作った手作り品にひかれますねkao2



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この記事へのコメント
昨年から相次いでの悲報・・・なぜこの新歌舞伎座完成直前に・・・と言う思いです。友人の影響もあって 実は大の歌舞伎ファンだったりします。東京在住時は 普通に年間5.6回は歌舞伎座に団十郎 勘三郎を見に行っていました。友人の配慮で役者さんの楽屋を訪ねた事も何度もあります。 自称「庄内随一の歌舞伎ファン」です。 鶴岡に戻ってからも機会を捉えては歌舞伎座へ・・・海老蔵の襲名披露も行きました。その時は特別に記念品として扇子をいただき その扇子を拡げると父 団十郎さん直筆の「海老」の絵が・・・今となっては大変に貴重な品物になってしまいました。この春に杮落としを控えている新歌舞伎座でお二人の雄姿が見られないとは・・・返す返すも残念でなりません。
Posted by kokoko1965 at 2013年02月05日 14:49
>kokoko1965さんへ
歌舞伎好きだったとは、驚きました!団十郎さんは、新歌舞伎での公演を楽しみにしていらっしゃったとのことで、その無念さを思うと辛いですね。
私は、歌舞伎座の中へ入ったことはありませんが、友達が、一昨年、新橋演舞場での海老藏復帰の舞台へ足を運び、団十郎さんと海老藏さん親孝行共演を観たそうです。勧進帳を演じた団十郎さんがあまりにも素晴らしく、海老藏さんが、喰われてしまっていたと。
そんなに素晴らしい役者さんの歌舞伎を観てみたいと、彼女の土産話しを聞いて思ったのですが、私の願いが叶わないうちに、ご逝去されてしまい残念です。
Posted by RicoRico at 2013年02月06日 01:59
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