2015年02月17日

R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

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R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17
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R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

『Rico's Room2』へ、ようこそ♪kao2icon23

2015年2月17日(火)
平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演へお邪魔させていただきました。

その前に、黒森地区にお住まいの知人宅で、今年も、昼食をごちそうになりました。
「生のカニ売っていたよ〜!」
「伊達巻き作ったよ〜!」
「ステーキ焼いたよ〜!」
「丹波の黒豆を煮たよ〜!」
「寒鱈汁作ったよ〜!」
「赤飯かねが〜?」
と、おおごっつぉにビックリしました!
しかも、どれをいただいても美味しくて、感激でした!

作って下さったのは、YOSHIKO先生の従兄弟!
つまり、ここは、YOSHIKO先生のお母様のご実家!
私が、YOSHIKO先生と知り合う前からお世話になっていたお宅でした。
というわけで、YOSHIKO先生の従兄弟とそのお母様、そして、YOSHIKO先生のお母様の4人で、この豪華な正月ごっつぉをいただきました。
遠慮なく、ペロリとごちそうになりました!
すっかりごちそうになったので、12:00〜の少年歌舞伎は見逃してしまいましたicon10


パンパンのお腹をさすりながら、黒森歌舞伎演舞場の日枝神社へ向かい、まずは、参拝をさせていただきました。
黒森歌舞伎は、奉納のために日枝神社の境内にある黒森歌舞伎演舞場で行われています。
ですから、観賞する前に、参拝をするのが礼儀だと思います。
今日、初めてお聞きしたのですが、2/15は、神社側が、歌舞伎を奉納し、2/17は、黒森歌舞伎側が、歌舞伎を奉納するということで、2日間の違いを知りました。
まだまだ、知らないことだらけの黒森歌舞伎です。


R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

こちらは、今年の本狂言『仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)』です。

演目紹介
寛延元年(1748)初演。
赤穂事件を元にした義太夫狂言。南北朝時代という設定で、吉良上野介を高師直(高武蔵守師直/こうむさいのかみもろなお)、浅野内匠頭を塩冶判官、大石内蔵助を大星由良之助と名を変えて上演された作品。
高師直は、塩冶判官の妻顔世御前に道ならぬ恋をけしかけるが、桃井若狭之助に妨げられ、その腹いせに若狭之助を罵ります。怒った若狭之助は師直を討ち果たす決意をする。



【一幕目『足利館殿中松の間の場(あしかがでんちゅうまつのまのば)】
桃井若狭之助は、殿中松の間で師直を斬ろうと、さした刀を握り締めて待ち構えていた。
そこへ、高師直が判内を伴いやってきた。師直主従は桃井若狭之助のすがたを認めると刀を投げ出して平身低頭し、さんざんごまをすって謝るので、若狭之助も拍子抜けし、手にかけていた刀も抜くに抜かれず困ってしまう。若狭之助は、怒りを抑えつつも奥へと入っていく。




R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

そこへ、塩冶判官が登場し、師直に妻・顔世御前からの手紙を渡す。その手紙は、師直が顔世に横恋慕していたことへの、断りの手紙であった。不本意ながらも若狭之助に謝って面白くないうえに、失恋した逆恨みも重なって、師直は八つ当たりで判官をねちねちといじめ、散々に罵倒する。最初は我慢していた判官だったが、屈辱に耐えかね、ついに刀を抜いてしまう。

『殿中でござる〜』の名場面の迫真の演技!
師直の底意地の悪さに、とても腹が立つ場面でした!
これが、仇討ちへとつながるわけです!



R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

幕間は、テントで無料で振舞われる呉汁や甘酒をいただいたりするお楽しみの時間となります。
幕の内弁当も、完売していました。

こちらは、くろもりん押絵倶楽部さんのブースです!
今年から、横断幕を掲げ、お店らしくなりました。



R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

毎年の演目の押絵を販売してきましたが、今年は、過去2年分の押絵もリバイバルされ、ブースが華やぎました!
今年の『仮名手本忠臣蔵/大星由良之助』の評判がよく、順調に売れていてホッとしました。
それに合わせて、『菅原伝授手習鑑/梅王丸』や『伽羅先代萩/政岡』の押絵も売れたので、とても嬉しかったです。
これで、「3部全てが揃った!」と喜んで下さる方もいて、ありがたいと思いました。

また、初日の2/15に購入された方が、買った押絵を人に見せたら、「2/17も買ってきて欲しいと頼まれた」というお客様もいらっしゃいました。
この『黒森歌舞伎押絵』を飾っていると、家に来たお客さんと『黒森歌舞伎』の話題になるのが嬉しいとおっしゃる方もいらっしゃいました。

私は、テントの中で、ストーブに当たりながら、『くろもりん押絵倶楽部』の皆様とお客様とのやりとりを聞いているのが、とても勉強になりました。

「来年もまた買うからの!」と、まだ来年の演目も決まっていないうちから、そう言って下さる方々がいたということは、大変励みになりました。
3年目ということで、ようやく『黒森歌舞伎押絵』を認知されているという手応えを感じました。
『くろもりん押絵倶楽部』のみなさんは、製作から販売まで、すべてボランティアで活動していただいております。
『黒森歌舞伎を押絵で応援したい!』という気持ちで、頑張っていらっしゃる姿に心が打たれました。



R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

こちらは、二幕目です。
二幕目は、なんと2時間という長丁場でした!


【二幕目『祇園町一力茶屋の場(ぎおんまちいちりきぢゃや)』】
 元塩冶の国家老・大星由良之助は、仇討ちの心がないと敵方の目を欺くため、祇園の一力茶屋で放蕩の限りを尽くしていた。同士の千崎、竹森、矢間が由良之助の元に訪れるが、そのすがたを見て、本心放蕩に合いなしと愛想を尽かして立ち去ってしまう。平右衛門は、足軽の身ながらも仇討ちの一味に加わりたい一心で懇願するが、由良之助はまったく取り合わず寝てしまう。
 ここには、判官の家来伴内の密偵となった九太夫も由良之助の本心を探ろうと来ていた。
そこへ、由良之助の息子力弥が顔世御前からの密書を手に入れる。人影のないのを確認して行燈の明かりで読んでいると、二階からおかるが恋文かと手鏡で写し読み、縁の下からは九太夫が垂れ下がる手紙を盗み読む。そのときおかるのかんざしがばったりと落ち、由良之助はとっさにおかると九太夫の気配に気付く。
 おかるが同じ仇討ちの同士である早野勘平の女房であることも、平右衛門も妹であることも知らない由良之助は、敵に知られては一大事とおかるを殺すためにわざと身請け話をします。喜ぶおかるのところに兄の平右衛門が現れ再会をよろこびますが、身請けの話をきいた平右衛門は由良之助の腹をさっし、自らおかるに手をかけ、仇討ちの同士に加えてもらおうと斬りかかります。奥で終始をみていて兄妹の心をしった由良之助は、妹に夫の仇をとらせるといって刀を持たせ、縁の下の九太夫を突き刺させ、兄が同士として加わることを許します。



一力茶屋にて、放蕩するシーンでは、大星由良之助が、「何か新しい面白いことをせよ」というと、なんと『妖怪ウォッチの「ようかい体操第一」』を踊るというさすが、庶民的な大衆芸能黒森歌舞伎らしい演出がありました。
今日は、平日ということもあり、子ども達が会場にほとんどいなかったので、ご来場されたみなさまは、「ようかい体操第一」とは何かわかっていらっしゃる方は少ないような気がしました。でも、中央の歌舞伎ではできないような「遊び」ができるのが、『黒森歌舞伎』の楽しさだと思います。
というわけで、透かさず動画で撮影しましたので、よろしければ、『歌舞伎で「ようかい体操第一」』をお楽しみ下さいませ♪




R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17
R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

テントにいると、黒森地区のみなさんが、「するめ、かねが〜?」「こんにゃく、かねが〜?」「お菓子、かねが〜?」「お茶、のまねが〜?」と、次から次へと勧めて下さるので、私は、食べて飲んで、食べて飲んで、お腹がぱんぱんでゅ〜状態が続きました!(笑)
毎年、黒森地区のみなさまにあたたかいおもてなしを頂いて、本当にもっけです!



R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

三幕目が始まったのは、17:00近くになってからでした!
今日は、お天気に恵まれたおかげで、夕方でも明るく感じました。

いよいよ討入りです!
四十七士が勢ぞろい!
おや?子どもから、一般客まで混ざっています!
いい来場記念になりますよね!


【三幕目/『高家討入りの場(こうけうちいりのば)』】
 由良之助率いる塩冶の浪士たちは、主君判官の仇を討つべく師直の屋敷に討入ります。
「天」「川」が同士討ちしないための合言葉。
 いよいよ師直の首を討ちとって見事本懐を遂げれるか・・・。




R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

三幕目は、ベテランの役者さん達の迫真の演技に引き込まれました!
歌舞伎独特の立ち振る舞いが面白かったです。



R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

捉えられた師直に、武士の情けで、切腹を言い渡す由良之助。
ハラハラを舞う雪が、これまでかという感じを演出します。

ところが、やっぱり師直は悪人の中の悪人です!切腹するふりをして、由良之助に差し掛ります!
最後は、あっぱれ、由良之助が、師直を討ち取ります。



R 平成27年度『黒森歌舞伎(仮名手本忠臣蔵)』正月公演2/17

仇討ちを果たし、師直の首をとったどー!というシーンに、場内から拍手が起こりました。
主君のために仇討ちをする仮名手本忠臣蔵の人気の高さを感じます。
いつもよりも、最後まで残っていたお客様が多かったように思います。

『黒森歌舞伎/妻堂連中』のみなさま、少年歌舞伎のみなさま、大変お疲れ様でした。
また、その周りでサポートして下さったみなさまにも感謝申し上げます。


次回は、3/1(日)正午〜『黒森歌舞伎酒田公演』酒田市民会館希望ホールがあります。
入場券/前売り券500円、当日券700円ですので、どうぞお見逃しなく!


<今日の短歌>
黒森の 人柄厚く あたたまる
 忠臣蔵 見てなお思う

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